買いすぎると 本棚が
とんでもないことに
なってしまいます。

最近の図書館には
最新刊が充実。

セミ新刊が狙い目。

コミックは友人から
借りる完結モノが
中心です。


実用・ビジネス
 
  佐藤可士和の超整理術
著/佐藤 可士和

博報堂出身で、現在は自身の事務所「サムライ」で数々のアートディレクションを世に送っている著者の哲学とも言える「整理術」を紹介。身の回りを必要最小限にスッキリまとめるのはもちろん、仕事への姿勢や過程でいかに役立つかを実例を交えて語っている。これが実に素晴らしい。特に目新しいことではないが、多くの人が見落としている大切なポイントに気づかせてくれる。売れっ子ディレクターは運やマグレでもてはやされているのではなく、愚直な段取りの結果が評価に繋がっているのだろう。一家に一冊あって役立つ存在です


  女性の品格
著/板東 真理子

「国家の品格」「ハケンの品格」など“品格”が問われる現代を象徴する大ベストセラー。東大卒〜昭和女子大学長など華々しい経歴を持つ著者が語る品格は、女性だけでなくときに男性にも当てはまる内容。単なるハウツー本との評価もあるが、まず基本を身につける大切さと現代人の薄っぺらい日常感を見直すには最適な一冊。著者もけっして内容を完璧に実行している人間ではないが、読んだ人がここに書かれた品格の10%でも実行できればよいと思う。


  「できる人」の極意!
著/齋藤 孝

近年、モノの考え方で大きく影響を受けてる教授の哲学集大成。下記の『コメント力』などについても総合的に触れられている。元々の考え方が近いから共感できるのだが、本書を読み、理解し、半分でも実行すればこの世の中の質は確実に上に向く。そう言い切れる内容。一番読ませたいのは会社の上司。人間に大切なのは幅広く考えること。色々な経験をすること。立場の違う人について考えること。脳を使うこと。身体を動かすこと。危機管理能力無くして未来はないこと。などなど…。為になることを解りやすく語ってくれる。
表紙のデザインがイケてないのが唯一の泣きドコロ。


  コメント力
著/齋藤 孝

刊行ラッシュが止まない人気教授の『○○力』シリーズ。肩胛骨グルグルもかなり評価してるがこのコメントに関する分析と提案も非常に興味をそそられる。元来、個人の考えを表現するのが苦手な我々日本人が今後身につけていくべき基礎能力ともいえるだろう。
文体や内容も相変わらず敷居が低く幅広い年代に受け入れられるだろう。贅沢をいえば「段取り力」「質問力」本書、で一冊にまとめてくれると経済的なのですが…。


  プロ論
編/Be-ing編集部

カルロス・ゴーン(ニッサン自動車)、宮内義彦(オリックス)、柳井正(ユニクロ)、佐々淳行(警視庁)、養老孟司(「バカの壁」)齋藤孝(DAKARAの肩胛骨グルグル教授)、石橋貴明(とんねるず)など様々な業界の50人が語るプロ哲学。しかも一人あたり6ページと簡潔。転職情報誌の巻頭インタビューの編集版なので転職に肯定的な意見が多いが読み応えは十分。共感できる思想や、グサリと言われ自分を見つめ直してしまう一言など、どこから読んでも無駄のないつくり。頭ではわかってるけど行動力が足りない時に後押ししてくれそうな、そんな本。プロの方もアマの方も読んで損無し。


  問題の日本語
北原 保雄/編

「コーヒーのほうをお持ちしました」「私って…じゃないですか」「これってどうよ」など会話上、ネット上ではすでに当たり前になりつつある誤った用法を『明鏡国語辞典』の編者4名が本来の用法と誤用となった経緯を織り交ぜ解説。
前半は楽しんで読めるが後半の一部は説明になっていない説明があり、読み返しが必要なほど。ことばの変化は時代と共にあって当然だと思うが、本来のカタチを知っておくという意味では意義ある一冊。


  Good Luck
著/アレックス・ロビラ, フェルナンド・トリアス・デ・ペス 
翻訳/田内 志文

社内吊りの広告を見ていて外国作家の小説だと思っていたら、以前流行った『チーズはどこへ消えた?』と同じような考え方の教訓本。しかも本の厚みは非常に薄い、そして字がでかい! 手にとって驚いた。悪くない内容なのだが、冒頭で展開が読めてしまい新鮮さはなかった。エピソードの「魔術師」「騎士」などの題材を考えても小学6年生向けの教材のよう。本に挟まれている4つ折りの小さな紙に要点の言葉が書かれているがそれだけで足りてしまうのも悲しい作り。立ち読みで完読できるので「気に入ったら買えばいい」という感じで、評判が先行しすぎてるように思う。


  日本文様辞典
著/片野 孝志

花菱、飛白(かすり)、麻の葉、紗綾形、市松、亀甲、籠目、梅鉢など着物を中心に今でもとく目にする様々な文様を集め解説した、デザインに関わる人間にとっては興味深い1冊。他にも獅子狩り文様、かまわぬ、巴太鼓など現代のTシャツデザインやポップセンスと比べ、なんら遜色のないすばらしいデザインの数々とそのルーツに感嘆するしかない。言葉や当時の生活、流行、文化に深く根ざしたとことから発祥しているものも多く、バラバラに持っていた知識をつなぐ事にも一役かってくれる(万人ウケの本ではありません)。


  海馬 脳は疲れない
著/池谷 裕二 糸井 重里

最近読んだ中で飛び抜けて面白かった一冊。
脳の内側にある記憶を司る「海馬」について脳研究家の池谷氏と、おなじみコピーライター糸井氏が日常のシチュエーションを盛り込んで、楽しく生きるために脳に出来ること、脳の可能性を対話形式でわかりやすく、楽しく解説してくれる。「難しい話だな」と思った人にこそぜひオススメ。うれしい裏切りがきっと味わえます。かわいい(?)挿し絵と緑の派手な装丁もポップでいい感じ。


  松永真、デザインの話。
著/松永 真

阪急百貨店の紙袋やティッシュの「SCOTTIE」、資生堂「UNO」、カルビーのロゴ、non-noのロゴなどデザイナーでなくても日常生活の中で目にする物を数多く手がけてきたグラフィック・デザイナー松永真の雑誌掲載されていたコラムの再編集版。制作中のこぼれ話や仕事で出会ってきた人々について語っているが、超一級デザイナーの苦労話でなので最後はどれも自慢話風。とはいっても誰が読んでも「ほほぉー」と感心してしまうエピソードに充ちている。具体的な図版付きなので見るだけでも楽しい。


  バカの壁
著/養老 孟司

北里大教授の養老孟司がコミュニケーションに関する「食い違い」「理解」「協調性」などを“バカの壁”という考え方を用いて説くエッセイ。「“話せばわかる”なんて大嘘だ」という衝撃的なフレーズに始まり、男と女、アメリカとイスラム原理主義などが何故互いに分かり合えないかなどをノンフィクションが苦手な人にも解りやすく解説。“こういう考え方にしなさい”と言わない柔軟さを評価したい反面、まとめとして著者なりの哲学をもう少し具体的に示してもらってもいいと思う。



 
 
2003 Ally's Garden / West Valley