2003年邦画ベストテン
 1.黄泉がえり
 2.ホテル・ハイビスカス
 3.東京ゴッドファーザーズ
 4.踊る大走査線2レインボーブリッジを封鎖せよ
 5.青の炎
 6.恋愛寫眞
 7.座頭市
 8.ぷりてぃ・ウーマン
 9.あたしンち
10.花
映画館で見た邦画は30本。たいした本数ではないけど、それでも昨年に比べれば倍増。その分ベストテンも優れたものが揃った気がする。
1位は。生きている人間にも生き返った人間にも切なさが満ちていた。登場人物の全てが輝いて見えた作品。
2位から6位までは、それほど差がない。その日の気分で順番が入れ替わるかもしれない。
2位は、おおらかで不思議な味わいに満ちていた作品。
3位は、ひねったストーリー展開が面白く、キャラクターも魅力的だった。
4位は、テレビの時からのファンで、常に面白い作品。お馴染み登場人物の生かし方とか音楽の使い方とか、すごく上手い。
5位は、優秀で心優しい少年が家族を守りたい一心から破滅していく切ないストーリー。若い俳優たちの魅力が引き出されていて、さすがは蜷川幸夫と思った。
6位も切ないラヴ・ストーリー。独特な映像表現も面白かった。
7位は、単純明快に楽しめた娯楽活劇。映像のダイナミックさという点では、これまでのたけし作品で一番かもしれない。
8位は、元気なおばあさんたちが楽しい作品。その他のキャスティングも、すごく良い。市川実日子の、やる気のないハワイアンもやけに面白かった。
9位、10位は今回ベストテンからはみ出してしまった「13階段」「茄子アンダルシアの夏」「ゲロッパ」と入れ替わる可能性もある。
9位は、とりあえず立花家のファンなので。矢野顕子の主題歌も良かった。
10位は、これまた切ないロード・ムービー。圏外の「13階段」も含めて今年の邦画は切なさの漂う作品に優れたものが多かった気がする。それから順位をつけると上位には来なかったけど「地獄甲子園」のオバカなテンションの高さも印象的だった。