1.ハウルの動く城 |
2.ジョゼと虎と魚たち |
3.下妻物語 |
4.いま、会いにゆきます |
5.笑の大学 |
6.海猿 |
7.解夏 |
8.隠し剣鬼の爪 |
9.ホテル・ビーナス |
10.スウィングガールズ |
映画館で見た邦画は35本。2年前に比べると、かなり増えてベストテンも作りやすくなった、というより今年は落とすのが残念な作品が多かった。 1位は、定位置ともいえる宮崎駿作品。だが、今回はダントツではなく、2、3位のどれをトップにするか最後まで迷った。 2位は、人間の生きる力を感じさせる作品。池脇千鶴の体当たり演技の光る作品だが、本当に床に体当たりしているのは冷や冷やさせられた。 3位は、女の友情をパワフルに描いた快作。脇役も良かったが、やっぱり主人公二人が魅力的だった。 4位は、ファンタジックなメロドラマ。登場人物が皆魅力的だし、丁寧な演出が光っていた。 5位は、笑いの魅力を描いた作品。いつもながら三谷幸喜のキャラクター作りの上手さに感心させられた。 6位は、海難救助をテーマに力強く描かれた青春映画。原作とは違った魅力を持っていた。 7位は、切なく哀しいドラマだが、ラストに希望を持たせているのが良かった。主役二人に加えて、寺島純子がさすがと感じさせた。 8位は、ラヴストーリーを中心に据えて、完成度の高い作品。山田洋次監督は、やっぱり上手い。 9位は、全編韓国語による群像ドラマ。時が止まったような下宿を舞台に、登場人物それぞれの時間が動き出すまでを繊細に描いていた。 10位は、矢口史靖監督らしいライト感覚が魅力の青春コメディ。 今年の邦画は、質の高い作品が多く、観たときはベストテン間違いなしと思った「アップルシード」「深呼吸の必要」「半落ち」が、はみ出してしまった。 他にも「嗤う伊右衛門」「花とアリス」「忍者ハットリ君」「茶の味」「スチームボーイ」「クイール」「CASSHERN」「天国の本屋〜恋火」と見所のある作品があった。 |