2004年洋画ベストテン
 1.ロード・オブ・ザ・リング王の帰還
 2.コールドマウンテン
 3.ビッグフィッシュ
 4.ウォルター少年と夏の休日
 5.ラストサムライ
 6.シュレック2
 7.シービスケット
 8.モンスター
 9.華氏911
10.ソウ
昨年、映画館で見た洋画は77本。去年より1本増えた。
1位は、映画史上空前の3部作完結ということで断トツ。原作では直接描かれなかった亡霊軍団の活躍を見事に映像化するなど、さすがはピーター・ジャクソン監督。「キングコング」も楽しみ。
2位は、アンソニー・ミンゲラ監督で初めて好きになった作品。骨格の太いメロドラマで、脇のキャラクターも充実していた。
3、4位は、それざれに持ち味の違うホラ話。甲乙つけがたく好きな2作だが、映像面にも優れていたティム・バートン作品を上位にした。
5位は、これまた大好きなエドワード・ズウィック作品。骨太なドラマを撮ると本当に上手いと思う。
6位には、新キャラクターも魅力的で楽しかったアニメーションを選んだ。
7位は、丁寧な作りで味わいのあるドラマだった。
8位は、実在の殺人者をモデルにした意欲作。主演二人の演技力で見せてしまうが、演出にも力を感じた。
9位は、やっぱりマイケル・ムーアの切口は面白い、と感心させられた作品。利権目当ての戦争という側面を浮き彫りにしてくれた。
10位には、若い才能が作り上げた異色のサスペンス映画を入れた。
この10位は、「ルビー&カンタン」「スパイダーマン2」「LOVERS」「恋愛適齢期」のどれかが入ってもおかしくない。
破天荒なアクション作品として「ボーン・トゥ・ファイト」も捨てがたい。
全体的に今年の洋画は、一部ベストテン上位にした作品を除くと、今一つ決め手に欠ける作品が多かったように思う。
悪くはないのだけれど、堂々ベストテン入りというには、ちょっとという程度のものが大半だった。