2005年洋画ベストテン
 1.ネバーランド
 2.キング・コング
 3.イン・ハー・シューズ
 4.50回目のファーストキス
 5.チャーリーとチョコレート工場
 6.ロング・エンゲージメント
 7.Shall We Dance
 8.シン・シティ
 9.大統領の理髪師
10.炎のメモリアル
昨年、映画館で見た洋画は85本。去年より8本増えた。
1位は、「ピーターパン」誕生までの創作活動を魅力たっぷりに描いた傑作。
2位は、ピーター・ジャクソン渾身のリメイク。孤高の頑固親父然としたキング・コングの風貌が圧巻だった。
3位は、カーティス・ハンソンが軽妙なタッチで人生の転機を描いた作品。
4位は、ラヴコメとしては「潮風のいたずら」(これも記憶喪失がテーマだった)以来久々にハマッた作品。
5位は、ゴールデンコンビによるファンタジー。エキセントリックな登場人物たちが面白かった。ブラックな味付けであっても、娯楽作品としてのツボをきっちり押さえた作品。
6位は、信じ続けて願いをかなえたヒロインを描くスケール感のあるドラマ。ジャン=ピエール・ジュネ作品らしい描写も魅力だった。
7位は、オリジナル版も良かったが、ハリウッド作品らしい良さを出してこちらも魅力的だった。
8位は、ユニークな映像で描ききったオムニバスのクライム・アクション。豪華なキャスティングでアウトローの生き様を描き、遊び心も忘れていない。
9位は、戯画的な描き方で風刺精神に溢れた作品。ドライな切り口の部分もあるのだが、家族の絆を描いた人情物としても成立している。
10位は、派手な見せ場はないが消防活動に命をかける人々をじっくり描いた佳作だった。
番外のお気に入りおバカ映画は「スパイモンキー」。惜しくも昨年亡くなったパット・モリタの珍技も見もの。
今年の洋画は平均点が高く、惜しくもベストテンからハミ出た作品も、日本を舞台にした「サユリ」、マカロニ・ウェスタンのオマージュ「800発の銃弾」、十字軍を扱った「キングダム・オブ・ヘブン」、冒険アクション「ナショナル・トレジャー」、もうひとつのティム・バートン作品「コープス・ブライド」、傑作サスペンスの続編「ソウ2」と本数が多かった。