原題 ; FACE OF A FUGITIVE(1959)
 監督 ; ポール・ウェンドコス
 脚本 ; ダニエル・B・ウルマン、デヴィッド・T・チャンドラー
 音楽 ; ジェリー・ゴールドスミス
 出演 ; フレッド・マクマレイ、リン・マッカシー、ドロシー・グリーン
ジェームズ・コバーンがランドルフ・スコット主演の「RIDE LONESOME」に続いて出演した西部劇で日本のスクリーンには初登場となった。
脱走した銀行強盗(フレッド・マクマレイ)が、名を変えて田舎町にもぐりこみ、保安官と親友となって町を牛耳るボスを倒し、保安官の姉と恋仲になるという明快なウェスタンらしい。
ジェームズ・コバーンの役柄はパーディという役名以外不明。
フレッド・マクマレイは「ケイン号の叛乱」「深夜の告白」などシリアス・ドラマも多いのだが、個人的にはディズニーの「ボクはむく犬」「うっかり博士の大発明フラヴァ」や「アパートの鍵貸します」などのコメディ演技のほうが印象強い。
監督のポール・ウェンドコスは初期の本作から映画、テレビでジャンルを問わず多くの作品を撮っているが、特に代表作はない。個人的にはアラン・アルダ、ジャクリーン・ビセットが主演した「悪魔のワルツ」が印象強い。手堅いB級娯楽に徹した職人監督だと思う。
ネバダの決闘