原題 ; JUST YOU AND ME,KID(1979) |
監督 ; レオナード・スターン |
脚本 ; レオナード・スターン、オリバー・ヘイリー |
音楽 ; ジャック・エリオット |
出演 ; ジョージ・バーンズ、ブルック・シールズ、バール・アイブス、ロレイン・ゲリー |
他愛のないコメディーではあるのだがブルック・シールズ出演作では一番好き。 レオナード・スターンはTVを中心にアボット&コステロの時代から脚本・監督で活動していたベテランで、映画は本作が初監督作品らしい。 百歳で亡くなる直前まで現役最長老のコメディアンとして活躍したバーンズ(当時83歳)と14歳のブルック・シールズという顔合わせからして楽しい。 特別な新鮮味はないが、様子を覗き見する隣夫婦の繰り返しギャグなどコメディとしてのつぼをうまく押さえてある。 引退した元人気ボードビリアンのビル・グラント(ジョージ・バーンズ)は優雅な独り暮らしで気ままな生活を送っていた。 そんなある日の買い物帰り、車のトランクに裸で隠れていた少女ケイト(ブルック・シールズ)を見つけ、かくまうことになる。 ケイトは孤児院を脱走、泥棒のボス・デメスタからも逃げているのだった。 ケイトは生意気だし、近所を覗き見するのが趣味の隣夫婦からは児童誘拐を疑われ、これまでの落ち着いた生活は失われてしまう。 だが、ビルは次第に新しい生活が楽しく思えてくる。 やがて警察とデメスタが乗り込んでくるが、ビルは仲間の奇術師の力を借りてケイトを隠しデメスタを逮捕させてしまう。 やがてケイトは学校に戻るが、痴呆症だった親友(バール・アイブス)が回復しグラントにも新たな喜びが訪れるのだった。 余談=本作は映画を2本立てで上映している地方向けの併映作として公開された。東京に住んでいて劇場で見られた人はラッキーと思う。 |