原題 ; D.R.E.A.M. TEAM(1999) |
監督 ; ディーン・ハミルトン |
脚本 ; マイク・シュナイダー |
音楽 ; マシアス・ウェバー、ザンプ・ニコール |
出演 ; アンジー・エヴァーハート、エヴァ・ハリナ、トレイシー・ビンハム、マーティン・シーン |
「チャーリーズ・エンジェル」の亜流というか、製作総指揮のロバート・ジェーンズは「チャーリーッズ・エンジェル」の製作もしていたらしいので、夢よもう一度で作られたパイロット版テレフューチャー。 死の商人である囚人オリヴァー・マクスウェル(イアン・マクシェーン)が移送中、助手のレナ・ブラント(トレイシー・ローズ)に奪還された。 一方、バルセロナではギャリソン(マーティン・シーン)の指揮下、元KGBの大量虐殺犯を逮捕しようとしていた。だが、犯人は彼らの目前でバイクの二人組に射殺されてしまう。 だが、この暗殺は偽装で死んだはずの男は、オリヴァーの研究所で炭疽菌を使った生化学爆弾開発に従事していた。 諜報員ザック・ハミルトン(ジェフ・カーク)は敵組織に囚われていたキム・テイラー(アンジー・エヴァーハート)を救出。 ギャリソンは、ザックを中心に危険偵察任務緊急作戦部隊、略してドリーム・チームを結成。 ザックは、キムのほかにヴィクトリア・キャレラ(トレイシー・ビンハム)、エヴァ・キーロフ(エヴァ・ハリナ)といった美女たちを加えていく。 彼らは芸能プロダクション、ドリーム・チームを隠れ蓑に活動を開始。するはずなのだが実際には水着撮影のサービス・シーンばかり繰りひろげられる。 ドリーム・チームはパーティーでマクスウェルに接近する。彼らのあからさまな態度にマクスウェルは疑惑を抱く。 マクスウェルは爆弾をアラブのテロリストに売り込んでいた。世界貿易センターに仕掛ければ、菌の威力でマンハッタンの人間を殲滅できるというのだ。 マクスウェルの許可を得て彼の島で水着撮影するドリーム・チーム。 単独で島を探るザックを自動攻撃の警備システムが襲う。マクスウェルは監視カメラの映像からザックが研究所を調べていたことを知る。 マクスウェルはエヴァを人質に取りテロ決行の時間稼ぎをする。 ドリーム・チームはギャリソンを加えヘリでエヴァ救出に向かう。研究所はもぬけの空で爆弾を取り付けられたエヴァだけが残されていた。 マクスウェルとレナはアレシボ電子天文台を占拠。通信衛星を使って爆弾を起爆するつもりらしい。アメリカは天文台に向けてミサイルを発射する。 ザックとキムはヘリで天文台に乗り込み攻撃を開始。マクスウェルの部下たちを撃ち殺していく。 ギャリソンとヴィクトリアはエヴァの爆弾を解除しようとする。次々と間違えたコードを切ってしまうが、なぜかいきなり爆発したりはしない。3秒前になって解除に成功した。 ザックとマクスウェル、キムとレナはそれぞれタイマン勝負を開始。ザックは、マクスウェルを窓から蹴落として殺す。 作戦成功の連絡を受けた米軍は攻撃を中止。ミサイルを空中爆破する。 レナは逮捕され、アラブのテロリストは本国で裁かれることになった。 なんとも緊張感に欠ける作品なのだが、それでも一応シリーズ化された。そちらにはマーチン・シーンに替わってロジャー・ムーアが出演したらしい。 テレビ版の「チャーリーズ・エンジェル」に比べればスケール・アップしたストーリーと言えなくもない。だが、それが災いし、かえってショボさが目だつ作品になってしまった。 キャラクターの描き分けも中途半端で魅力に欠ける。 |