原題 ; 超級無敵追女仔、L・O・V・E...Love(1997) |
監督 ; マット・チョウ |
脚本 ; |
音楽 ; アンコリン・ロー |
出演 ; ビビアン・スー、スー・チー、チャン・パクチェン、ジェリー・ラム、ジョイス・チャン |
ビビアン・スーとスー・チーをヒロインに起用したオバカ・ラブコメ。 ディック、マオ、クラブらのバカ三人組は美人コンテスト会場を見つける。 一方、大金持ちのマー別名スーパーは仕事にうんざりしていた。「いやな仕事ならやめちゃえばいい」清掃のオバサンに言われてその気になる。 マーは求人広告を見て三人組が働く寿司屋に行く。商売そっちのけで女性客をナンパする三人にスーパーは大感激。 美人コンテストの水着撮影が始まり、スーパーたちもナンパに行く。マオはアンディ・ラウの知り合いのふりをし、ディックは金持ちを装う。 コンテストの出場者は、ゲスト参加の本命フォン。占いマニアのソーラ(ビビアン・スー)。育ちの悪さを隠しきれないフェイ(スー・チー)など。オカマもまぎれこんでいる。 女性たちを狙う別のグループがフェイのバッグにドラッグを仕込んで警察に通報。スーパーはフェイを助けるためドラッグを飲み込む。 スーパーは金を届けさせるが、マオはゴミと勘違いして捨ててしまう。金のないスーパーは仕方なく狭いホテルにチェックイン。 四人はキックボクシングで稼ぐことにする。ドラッグを使った八百長で大もうけ。 彼らは早速ソーラたちとデート。 クラブは相手のマネーがブランド物を買いあさるので財布を捨ててなくしたことにする。ところが拾った子供が届けてきてしまった。 ディックはニセ道士に扮して、ソーラに自分が恋人となるというお告げをするが、メイクを落とす時間がなくてバレてしまう。 フェイは海辺でスーパーとデート。ブリッコしながら心の底では毒づきっぱなし。カジノへ行って本領発揮。モメごとになりそうになり麻薬王の娘のふりをして難を逃れる。 実はスーパーはフェイの素性を調査済みだった。彼は自分の正体を明かすのだがフェイは信じない。 翌日は水着でMTVの取材。ライバルたちは三人組を追い出して女の子たちにアプローチしようする。 スーパーたちは出演すバンドにまぎれこんで会場に入り女の子たちに歌を披露。 負けたらセールスに逆戻りと心配するフェイにスーパーはプロポーズする。 ディックはソーラに呪いのかかった飴を食べされられて浮気心を抱くとガタガタするようになった。 あきれたソーラは道を飛び出して車にはねられてしまう。 倒れたソーラを見て大慌てのディック。本気で心配する様子を見てソーラはニッコリ。ぶつかったのは芝居だった。 秘書がやって来て本物のスーパーであることが皆に分かった。スーパーは本来の事業に戻る。 スーパーのところに例のライバルたちが仕事を取りにきた。四人で思いきり嫌がらせしているところを女の子たちに見られてしまい、全員振られてしまう。 落ち込む4バカ大将。 いよいよコンテストは最終選考となった、予選通過の5人にはソーラとフェイも含まれている。 3位はソーラ。フェイはなんと優勝だった。 そこに乱入したスーパーが愛を告白。フェイは授賞式を放り出して出て行ってしまう。プライドの高いフォンも受賞を辞退。 ソーラたち他の女の子も帰って行く。結局最後に残っていたブスの子が無理やり優勝となった。 クラブは金遣いの荒いマネーのため仕事に精を出す。スーパー、フェイ、ディック、ソーラは仲良く麻雀。 マオと彼女はバンジージャンプに挑戦するが、ゴムロープが結んでなかったためマオの上半身は地中にめり込んでしまうのだった。 ビビアン・スーとスー・チーが共演しながら劇場未公開に終わったのも当然と思えるできばえ。 ビビアン・スーが不思議ちゃんでスー・チーが育ちの悪い娘というタイブ・キャスティングはともかく、登場人物に魅力が欠けている。 特に男たちはボンクラすぎ。 脚本家のクレジットもなく(IMDbによれば監督自身が書いたようだが)、展開はいきあたりばったり。 通常だとダメ男が最後に男気を発揮して良いところを見せ、彼女をモノにする、というのがパターンだが、今回はそれすら考えるのが面倒だったのか何のひねりもなく終わっている。 結局、玉の輿に乗ったフェイだけが得したみたい。 |