原題 ; PLUGHEAD REWIRED:CIRCUITRY MANU(1994) |
監督 ; スティーヴン・ロヴィ、ロバート・ロヴィ |
脚本 ; スティーヴン・ロヴィ、ロバート・ロヴィ |
音楽 ; ティム・ケリー |
出演 ; デボラ・シェルトン、ジム・メッツラー、トレイシー・ローズ、ヴァーノン・ウェルズ |
「プラグヘッド悪魔の電脳人間」の正統な続編で、スタッフ、キャストも引き続き続投の人が多い。 超低予算の前作だったが、本作はその1作目が立派なSF作品に見えてしまうほどのチープさで展開もデタラメ。SFアクションとしての見せ場もないし、コメディというわけでもない困った作品。 プラグヘッド(ヴァーノン・ウェルズ)は、科学者ノーマ(トレイシー・ローズ)の手で蘇えった。 FBIのカイル捜査官(デボラ・シェルトン)は、合成人間ダナー(ジム・メッツラー)に違法な延命チップを製造するプラグヘッド抹殺の協力を求める。 一方、逮捕されていたリーチ(デニス・クリストファー)は相棒ロックとともに脱獄。チップを狙ってプラグヘッドの元を目指す。 さらに前作にも登場した二人の刑事が、スーパーカーでリーチを追う。 プラグヘッドは、不妊症のノーマに合成人間の娘を作り、その娘を人質に強制的に協力させていた。 カイルとダナーは物質転送機で移動するが、二人は80キロ手前に着いてしまう。 リーチたちは、プラグヘッドに届けらられるモルモット用人間のトラックに便乗していた。 刑事たちは道に迷ってアフリカに到達していた。 砂漠に仕掛けられた罠に落ちたカイルとダナーは、砂漠に暮す男と出会うが、酸素パイプライン破壊を目指すテロリストの襲撃を受ける。 ダナーは話せば分かると降伏。交渉は決裂するが、標的が極悪人プラグヘッドと知って馬をくれた。 プラグヘッドの工場に着いたリーチは、ノーマに一目惚れ。 刑事たちは、どこにいるか現在地が分からなかった。 カイルとダナーも工場に忍び込む。 リーチは収容された倉庫を脱出。 プラグヘッドと対決するダナー。ところがカイルが裏切る。母親を人質にされプラグヘッドの手先となっていたのだ。カイルこそノーマの娘だった。随分年の近い親娘だが、合成人間だからなのだろう。 プラグヘッドの目的は、ダナーの捕獲。プラグヘッドは不死となるため、ダナーのDNA情報を必要としていたのだ。 リーチはDNA情報のチップを奪い、ノーマを助け出す。ロックは二人を逃がすため犠牲となる。 ノーマは、廃棄されたダナーを見つけ延命チップを使って蘇えらせる。 ロックの死体を見つけたリーチが涙に暮れていると生き返った。しかも金の詰まった金庫が落ちてきて大金持ちになる。何故どうして。 プラグを接続してプラグヘッドの電脳世界に乗り込むダナー。ダナーは逆にプラグヘッドを自分の意識へと誘い込む。 ダナーの心の中は純粋すぎて、プラグヘッドは存在し続けることが出来ない。プラグヘッドは砕け散った。 一行はプラグヘッドの工場を後にするのだった。 そのころ刑事たちは遭難していた。 行き当たりばったりに考えたような脱力感にあふれたストーリー。 |