原題 ; THE MAD BOMBER(1973) |
監督 ; バート・I・ゴードン |
脚本 ; バート・I・ゴードン |
音楽 ; ミシェル・メンション |
出演 ; チャック・コナーズ、ヴィンセント・エドワーズ、ネヴィル・ブランド |
大きいことはいいことだ、のバート・I・ゴードン監督による異色の犯罪映画。 爆弾魔、鬼警部、変質者が三者三様の異常振りを発揮して強い印象を残す。 特にTVシリーズ「ライフルマン」で茶の間のヒーローだったチャック・コナーズは、でかい図体でチマチマした事にこだわり怒りを爆発させるホワイト・トラッシュを演じて新境地を開いた。 ロスで女学校爆破事件が発生、犯人はウィリアム・ドーン(チャック・コナーズ)という男だった。 ドーンは一人娘が麻薬で死んで以来、精神に異常をきたし社会を恨むようになっていた。 スーパーの安売り期間が間違っているとレジに当り散らし、クラクションを鳴らす車にも食ってかかる毎日。 ついにドーンは娘がかって関わった施設の爆破計画を実行に移したのだった。 ドーンが病院を爆破した時、目撃者がいた。 性的コンプレックスから強姦魔になったジョージ・フロマリィ(ネヴィル・ブランド)だ。 捜査を担当するジェロニモのあだ名を持つ鬼刑事ミネリ(ヴィンセント・エドワーズ)は、爆破事件と暴行事件のつながりに着目、フロマリィを強引に拘束する。 ミネリはフロマリィと取引してドーンのモンタージュを作成することで、フロマリィを釈放してしまう。 それを知ったドーンは自宅で自家製ポルノを見て絶頂に達しているフロマリィを爆殺、大量のダイナマイトをトラックに積んで走り回る。 追跡を開始したロス警察のパトカーに追い詰められたドーンは自爆、ちぎれた肉片と化してしまうのだった。 |