製作 ; (1988)
 監督 ; 芦田豊雄
 脚本 ; 伊武紋太
 音楽 ; 大谷幸
 出演 ; (声)竹中直人、笠原弘子、屋良有作、永井一郎、大滝進矢
山本貴嗣初期の代表作を映像化したオバカ・アニメ。
ほぼ原作に忠実な映画化となっており、最大の変更点はヒロインのキャラクター・デザイン、というか原作は初期作品のためヒロインの顔が変だったので原作者自身がデザインしなおしている。
タイトル・ロールを吹き替えた竹中直人の怪演もあり、パワフルな作品に仕上がっている。
結婚式場梅雄会館祖に実態は昨今はやりのバイオ技術研究所から試験体が脱走した。
それから月日は流れ不良の巣窟・私立帝王学園に最終教師を自称する茶羽顔八(竹中直人)が赴任してきた。
帝王学園は荒廃し校庭には墓標が立ち並び壁が崩れれば数多の白骨が転がり出す有様。
学園支配を目指す顔八は、一撃で足をつらせる必殺技こむら返しで不良たちを撃破、遅刻してきた総番長・白鳥雛子(笠原弘子)と一騎打ちとなる。
ここでもこむら返しを決めるが、キックをかわされ窓から飛び出て5階下に転落。
だが、顔八はびくともしない。
顔八がステッキで雛子のスカートを引き裂くと下に穿いていたのは招き猫印のブルマー。
恥ずかしさに逃げ出す雛子。学園を手中に収めた顔八。
雛子はリベンジに出るが、顔八はむくつけき不良たちにブルマーを穿かせて腰をふらせ雛子のプライドを破壊する戦法に出た。
再び逃げ出す雛子、傷心の雛子について来たのは腹心の渡辺、寛介、梅吉だけだった。
帝学番長OB連からも狙われるようになり、渡辺は捨て身の戦法で敵を倒すが自らも負傷してしまう。
雛子は、意を決して純白のパンティーで戦いを挑む。
今度はブルマー姿の不良たちが自分の姿に気づき恥ずかしさのあまり逃走。
雛子は顔八に挑むが、突然体調を崩してしまう。
三つの頃から雛子はその怪力で最強を誇っていた。
だが、雛子にはスカートで暴れるとパンツが見えてしまうという弱点があった。
その弱点をなくすため雛子は招き猫印のブルマーを穿き、以来不敗となった。
ところが長年のブルマー暮らしのため、雛子はブルマーを脱ぐと冷え性が悪化して高熱を出してしまう体質になっていたのだ。
雛子は梅吉が命がけで届けたブルマーで復活、顔八との闘いを再開する。
雛子の弱点を知った顔八は、冷え性を悪化させようと冷たいプールに引きずり込む。
ここで「ばびっばばーびぼぼー」「ばびっ」という水中の会話に「どじったな雛子」「どきっ」という字幕がつく原作のギャグが音声付で再現される。
水中に沈む雛子。
プールサイドで勝利宣言する顔八の背後で、失神した雛子が宙に浮かんでいく。
飛び込み台から狩魔無礼(屋良有作)が引き上げたのだ。
狩魔はバイオ研究所の科学者、顔八は研究所を脱走した人間とゴキブリの融合体だった。
科学者としてのおとしまえをつけるため狩魔は自らにゴキブリの天敵であるクモの遺伝子を組み込み、スパイダーマンとなって顔八を倒しに来たのだ。
意識を取り戻した雛子も戦いに加わろうと飛び降りる。
顔八は串刺しにしようとステッキを突き立てるが、狩魔に蹴られて自分が刺さってしまう。
顔八は滅び校庭には朝日が差し込み始めた、がゴキブリの生命力はこの程度平気だった。
再び死闘が展開、過激な闘いに恐れをなした不良たちは「この神聖な闘いに手を出してはならない。俺たちに出来るのは歌で応援することだ」と一同で「静かな湖畔」を輪唱。
顔八の圧倒的なパワーに逃げながら戦う雛子と狩魔。
気絶した雛子をはさんで三つ巴で学校のエレベーター坑に宙吊りとなる。
顔八は残された二本の手を出して攻撃するが、クモは八本足、狩魔には残り四本の手があった。
膠着状態に闘いに決着をつけたのは意識を取り戻した雛子だった。
顔八に雛子のパンチとキックが炸裂、顔八は落下して下に張られたクモの巣に引っ掛かってしまう。
そこにエレベーター・ボックスが落とされていくのだった。
さすがの顔八も滅び去った、と思えたが都会を目指す顔八の後姿で映画は終わる。
エンディングのテーマソングは米米クラブの「加油(GAYA)」。
恐怖のバイオ人間/最終教師