原題 ; TWO WEEKS IN ANOTHER TOWN(1962)
 監督 ; ヴィンセント・ミネリ
 脚本 ; チャールズ・シュニー
 音楽 ; デヴィッド・ラクシン
 出演 ; カーク・ダグラス、エドワード・G・ロビンソン、シド・チャリシー
未見の作品。
かなり以前、テレビで放送しているのを部分的に観て、なかなか面白そうだったので、次の機会にじっくり観ようと思ったのだが、未だに機会にめぐりあえない個人的幻の作品。
アーウィン・ショーの原作をヴィンセント・ミネリが監督した映画界の内幕物。
全体的には観ていないし、観た部分もほとんど忘れているので、キネマ旬報のホームページなどからストーリーを要約してみる。
かってはアカデミー賞を受賞したほどの俳優だったジャック(カーク・ダグラス)だったが、妻カルロッタとの離婚から酒に溺れてしまう。ついには酔払い運転で事故を起こし、アル中と精神障害で入院するまでになってしまった。
昔馴染みのクルーガー監督(エドワード・G・ロビンソン)から6年ぶりに連絡があり、ローマで撮影する作品に録音監督として参加することになる。
だが、主役のデイヴィー(ジョージ・ハミルトン)は実力以上の人気に我がまま放題。
クルーガーは女癖が悪く、その妻クララはヒステリー状態。ジャックまでトバッチリを受ける。
大部屋女優ヴェロニカには魅力を感じるが、彼女はデイヴィーの恋人だった。
さらに別れた妻カルロッタが金持ちのパトロンとローマに来ており、頻繁に電話してくることも、ジャックにとっては悩みの種だった。
そんな折りクルーガーが心臓発作で倒れ、ジャックはスケジュールと予算を守るために監督の代役を引き受ける。
ジャックの活躍により撮影は進む。
しかし完成寸前、復帰したクルーガーは、ジャックが仕事を横取りしたと思い込み解雇してしまう。
自暴自棄となったジャックは酒を飲み、カルロッタを乗せた車でローマ市街を暴走する。
6年前に事故を起こした状況の再現だった。だが、彼は正気を保ち、事故を起こすこともなかった。
このことでジャックは自分の回復を確信し、立ち直る。
やがて帰国の日となり、晴れ渡る空の下、ジャックはローマ空港へと向かうのだった。
ストーリー的には、ほとんど覚えていないのだが、なかなか濃い力作だったという印象が残っている。
カーク・ダグラスは「チャンピオン」「探偵物語」「地獄の英雄」など自らの野望ゆえ破滅していく男の役柄を得意としていた印象があり、その点でも本作のキャラクターは新鮮に感じた。
明日になれば他人