30トン3ヘクス民生メック  戻る

BM0−6J 「ザコ」 (バトルメックオーロクジェー型「ザコ」とお読みください)
 
 操縦席   3トン 脱出機構に構造的欠陥。脱出率悪し
 機体中枢  6トン 民生用メックからの流用品。通常の2倍の重量
 エンジン  6トン 民生用 出力100、放熱能力5、
 ジャイロ  1トン 民生改良型 0.9G?1.2Gまでしか対応不能
 ジャンプジェットX3、 1.5トン  左右中央胴
 装甲板X56      3.5トン
 装甲部位
 頭      6
 胴中央   8/3
 左右胴   6/1 6/1
 左右腕   4   5
 左右足   8   8
 小計21トン

上記の機体が、以下の武装をしています。武装によって総重量が違いますし、それによって移動力が違います。しかし、武装以外は全く同じ構造です。
 
 Aタイプ
 25トン、移動力 4/6/3
 マシンガンX2  右手
 弾薬       右手
 SRM2     左足
 弾薬       左足
 
 Bタイプ      
 30トン、移動力3/5/3
 オートキャノン5 右手
 弾薬       右腕

 外世界同盟の邦国の一つであったカウツ星系は、第1時継承権戦争(2786年〜2821年)の初期にクリタからの侵略を受けました。カウツ星系には二つの公爵家が奉じられ、互いに牽制しあっていたという状況では軍内部の主導権争いによって効果的な反撃は望めず、カウツ星系海軍はごく初期の段階で保有していた航宙艦の全てを破壊されてしまいました。そのためカウツ星系はほぼ独自の力でドラコ連合の侵略部隊と戦わねばならなくなったのです。しかも、外世界同盟はクリタや恒星連邦からの侵略に対応するために精一杯で、カウツ星系を援助する余裕はほとんどなかったのです。

 この危機的な状況に対し、始めて一つとなったカウツ統合政府は、外世界同盟が頼りにならないと素早く判断し、恒星連邦に擦り寄りました。おかげで多少の補給を受ける事ができるようになったのです。幸いにもこの惑星はあまり重要な位置に有る訳でもバトルメックの製造施設がある訳でもなく、戦略的な価値に乏しかったため、大規模な侵略はない上に断続的に行われる程度でしたが、部品の補給も無しで闘いつづけるのは無理があります。

 当時の惑星政府は、作業用メック工場群に、軍用メック部品の製造を命令しました。主にマイアマーと消耗部品です。さらには、作業用メックの部品を流用した、準バトルメックの開発を打診したのです。

 辺境一の作業用メックメーカーを自認するジオテックは、『ボロ』という作業用メックを改造した『ザコ』を持ってこれに素早く答えました。
 バトルメックとまともには戦えないものの、都市防衛や森林戦においてはなんとか使える程度の性能を有していたザコは、即座に採用されました。
 素早く開発されたためライバルがいなかった事、安価であった事、カウツ星系で生産していなかったエネルギー兵器を一切使用していなかったため生産性が高かったこと、なにより、惑星政府が即戦力を必要としていた事から、ザコは大量生産され、ライバルメーカーであるオリンポス重工やアースワークスカウツ支社でもライセンス生産が行われるほどのベストセラーとなったのです。ザコは首都シギリアが核攻撃によって消滅するまで生産されつづけ、良く戦い続けました。

注:ロステック(科学技術の殆ど失われた星)であるヴェルダンディには、『個人で作業用メック工場3つ』を保有するガンナー・エリクソンという人物が登場します。革命軍評議会の中心人物です。
 星間連盟末期には、ほぼ全ての場所がヴェルダンディを遥かに超える技術を保有していました。

BM0−6J 「ザコ」  Cタイプ 30トン3ヘクス
  設計者:リオン
 操縦席   3トン 脱出機構に構造的欠陥。脱出率悪し
 機体中枢  6トン 民生用メックからの流用品。通常の2倍の重量
 エンジン  6トン 民生用 出力100、放熱能力5、
 ジャイロ  1トン 民生改良型 0.9G?1.2Gまでしか対応不能
 ジャンプジェットX3、 1.5トン  左右中央胴
 装甲板X56      3.5トン
 装甲部位
 頭      6
 胴中央   8/3
 左右胴   6/1 6/1
 左右腕   4   5
 左右足   8   8
 小計21トン

 Cタイプ      
 30トン、移動力3/5/3
 オートキャノン2 右手
 弾薬      右腕
SRM2 左足
 弾薬       左足

 ザコのバリエーション機で主戦、支援切り替え型の万能機です。
 ただし、万能な分、総合的な性能は下です


ジミ
総重量25トン 移動力4/6/4
 設計者:ミッキー

操縦席   3.0トン 脱出装置に構造的欠陥。脱出率悪し
ジャイロ  1.0トン 民生用改造型 0.9G〜1.2Gのみ対応
機体中枢  6.0トン 民生用。重量2倍
エンジン  6.0トン 民生用。重量2倍、放熱5点
JJ4   2.0トン 左右胴2
小計  18.0トン 残り7.0トン

ML      1.0トン 右腕
マシンガン   0.5トン 頭
弾薬10射   0.5トン 胴中央(構造的欠陥により10射のみ)
小口径レーザー 0.5トン 左胴
装甲板72点  4.5トン

頭    8
胴中央 10/2
左右胴  8/2 8/2 
左右腕   8   8 
左右脚   8   8


 アースワークス。星間連盟の首都、人類発祥の地である地球に本社のあるメックメーカーの老舗です。
 アースワークスカウツ支社は、その子会社の一つでした。
 しかし、第1時継承権戦争初期、アースワークスカウツ支社の幹部は、非常に面白くない思いをしていました。
 ジオテックなどという弱小作業用メックメーカーの設計した「ザコ」というろくでもない機体のライセンス生産で、かろうじてメックメーカーとしての体面を保っている状態だったからです。
 アースワークスにはクーゲル軽戦車という主力商品があったものの、戦闘用メックの開発で大きく後れを取っていたのです。アースワークスは老舗メーカーとしての名にかけて、ザコとは一線を画す機体を開発しようとしました。 しかし、あまりにも時間がなかった上に資金面での不安もあったため、完全オリジナルの民生メックを開発することは不可能でした。
 そこで、ライセンス生産をしていたザコのシャシーを流用した、「ジミ」という民生メックを開発しました。ジミの性能は画期的で、機動性、装甲、火力、全てにおいてザコを上回っていました。
 しかし、カウツ星系に生産工場のないエネルギー兵器を主武装として採用したことが災いしました。戦争初期に航宙艦の全てを破壊され、補給を恒星連邦に頼ることになっていたこの時期には、レーザーの供給は乏しく、ジミの生産はしばしばストップしました。そのため、主力をジオテックのザコから奪うことはついにできませんでした。また、フグやムドーといった強力な機体が次々に開発されたことも、ジミの活躍を地味なものにとしていったのです。

 

投稿者:リオン
RF−BMO−6J 「RFザコ−A型」  
 総重量25トン、移動力 5/8/4
 操縦席   3トン 脱出機構に構造的欠陥。脱出率悪し
 機体中枢  5トン 民生用メックからの流用品。通常の2倍の重量
 エンジン  4トン 闇鍋パーツを利用 出力125、放熱能力10、
 ジャイロ  2トン 民生改良型 0.9G〜1.2Gまでしか対応不能
 装甲板X64      4トン
 装甲部位
 頭      6
 胴中央   9/3
 左右胴   7/1 7/1
 左右腕   5   7
 左右足   9   9
 小計18トン

 マシンガンX2  1トン  右手
 弾薬       1トン  右手
 SRM4      2トン  左足 
 弾薬       1トン   左足
 ジャンプジェット×4、 2トン  左右胴×2
 小計7トン

 


作:リオン
RF−BMO−6J 「RFザコ−B型」
 30トン、移動力4/6/4
 操縦席   3トン  脱出機構に構造的欠陥。脱出率悪し
 機体中枢  4.5トン  一部に闇鍋パーツを使用。重量1.5倍。
 エンジン  4トン  闇鍋パーツを利用 出力120、放熱能力10、
 ジャイロ  2トン  民生改良型 0.9G〜1.2Gまでしか対応不能
 装甲板X72      4.5トン
 装甲部位
 頭      6
 胴中央   10/4
 左右胴   7/3 7/3
 左右腕   5   7
 左右足   10   10
 小計18トン 

 BR−UAC5  右腕
 弾薬       右腕
 火炎放射器   頭:注
 ジャンプジェットラ4、 2トン  左右胴ラ2
 小計13トン
 注:一つ目小僧のようについています、火炎放射器とパンチラ2の攻撃は「ヒートホーク」と呼んでください。