『代用部品の使用』  作:ミッキー  戻る

バトルテックワールドの部品はかなりの共通規格化が進んでいます。
ですから、『純正部品ではない』ものの、『代用部品』の使用は比較的簡単です。4LV以上のテックが3点のペナルティで判定に成功すれば間に合わせの代用部品でも修理が成功してしまいます。
 あとは、ダメージを受けた部位にある『代用部品』が、衝撃で機能を停止しなかったかのチェックが必要なだけです。この時ペナルティは有りません。ですから、技能レベル4、知力7の整備兵であれば、91.2%の確率で『代用部品』は機能を維持しています。

※「知力12で技能4LV以上のテック」もしくは「知力10もしくは11で技能5LVのテック」もしくは「知力7〜9で技能6LVのテック」などの応急修理したものであれば、100%成功になるため、着弾ダメージで壊れることはないという事もあります。

 バトルテックワールドのメックの多くは、百年以上も酷使され、共食い整備と代用部品の使用でつぎはぎだらけなのです。ここがまた、リアルでいいところだと思います。

金満国家のアメリカや先進国の一部でもない限り、純正部品のみで完動状態に保たれている軍隊など有りません。
 去年だったか実弾射撃訓練で、バルカンの発射ボタンを押していなかったのに、突然バルカンが起動して民間施設やその周辺に駐車していた車に着弾してしまったと言う事件が起きましたが、あれも、正規の部品&正規の整備を受けておらず、無理な改造&不正規部品の使用で起きたことらしいです。

※アビオニクスの更新のための改造とか取り繕っていましたけど・・・ようするに設計段階で想定されていなかった部品の取り付け&改造の結果ということですからね・・・

一応は正規の改造なのだろうと思いますが、それでも不具合は出るものなのだと思いますわけですよ。
 ましてや、貧乏な国では、共食い整備と代用部品のオンパレードです。

 

ちょっと、M−鈴木さんのチャットでの発言を引用させて頂きたいと思います。(一部、わかりやすいように編集しております)

M−鈴木さん>>(映画などで)零式艦上戦闘機役が多かったテキサンですが(ウルグアイは)1941年以来アメリカから導入しつづけ、1978年までに50機以上(を導入しました)
M−鈴木さん>>そもそもテキサン系は練習機だったのを後進国向けの戦闘攻撃機にかいぞうしたもの。まあ、オーストラリアではツインワスプエンジン使って真面目な改造してましたが・・・
しかし1990年までWW2以前の機体が現役だったことには拍手を送りたい気分。なにせ、記念日やショーでのみ趣味で飛ばすレトロプレーンた訳が違う!毎日飛んでるんだから(いや、毎日じゃないかもしらんけど)
M−鈴木さん>>まあ、91年だかに最後の1機が飛行不能になったんですが
M−鈴木さん>>ただ、エンジンくらいレシプロでは無くターボプロップに改造すべきじゃなかったのか?ウルグアイ
ミッキー>>レトロなエンジンをそのまま使って、希少な部品をかき集めるよりは、新式で効率が良く、部品の調達をし易いエンジンに載せ換えたほうが安上がりで性能アップでいいかもしれませんね。

 

M−鈴木さん>>ウルグアイ空軍 の歴史を僅かでも知ると、3025年代の傭兵部隊に代表されるメックの整備に向かう姿勢がかいま見えるのでは無いかと思うのですよ。又、データの収集次第では、ASF等の運用消耗コストの目安になるのではないか?とも思います。

M−鈴木さん>>南米の有数の債務国であるウルグアイは典型的な共食い整備で延命を繰り返していました。中でも航空機は金食い虫であり、戦力維持は途方も無い苦労に彩られていた様です。 練習機や攻撃機の共食い整備用中古機の買い付けの為にVIP用ビジネスジェットを売却するあたりなどは落涙を禁じ得ません。
M−鈴木さん>>新品の部品で整備、維持する場合と、中古市場なども視野に入れて維持コストを極限まで下げた場合の差が、メックやASFの新品の価格との比率から想定可能では無いか?と思ったのです。

M−鈴木さん>>こいつは10%の性能劣化部品、こっちは5%。これは20%。じゃあ、5%は予備にとっておいて10%のを不完全な修理キットで騙して使おう>>多分傭兵の整備兵の現実

ミッキー >>部品の劣化を防ぐには腕のいいテックの整備が必要。修理キットを安上がりな中古品にで済ませて・・・そういう風に古参兵クラスの整備兵ががんばると、維持コストが9割くらい減るそうです。
ミッキー>>ライフルマンの整備外注の場合の運用コスト:月17万5千CB
ミッキー>>で、これを古参兵クラスの整備兵ががんばった場合の係数0.1をかけると、1万7500。小隊当たり月5万の契約料でも何とかならないでもない
ミッキー>>計算終了:メックの維持コストは、外注すると3.5%/月 で、5千コムスタービル単位で近いものにするのではないかと愚考。腕のいい整備兵ががんばると、コストは0.35%くらいにまで下がる・・・ホントか!?

M−鈴木さん>>多分そのコストの数字は「女神達の〜」からだと思いますが。その算出に弾薬の価格って関係しているのだろうか?? もししているなら弾薬のコストの分、多少変わるのではあるまいか??
M−鈴木さん>>どっちにしろ、日本語環境算出なら同じ話ですが(笑)
ミッキー>>弾薬価格は・・・いずれにせよ昔のままなのでしょうね・・・となると、多少は安くなるのかも。

M−鈴木さん>>こういった軍隊維持の苦労はアフリカや南米の小国では良くある話ではありますがそんなに苦労してコストダウンしていても、国民所得水準からすると異常に高い軍事支出だったりするのですが・・・兵站担当にだけはなりたくない。