『代用部品の共通度』  作:ミッキー  戻る

このコラムでは、メックのどの種類の部品が正規部品を手に入れやすいのか等を中心として調べてみたいと思います。

 これらの資料については、主にメックウォリアーとバトルテックの「技術資料」が大変参考になります。

 部品価格が重量×費用係数の部品の大部分・・・疑似ボーン、駆動装置、肩や腰、通信装置、機体中枢点のうちのサーボ機構は、機種毎にまったく違う部品である可能性が非常に多いもののようです。
 マイマーだけは、長さと太さだけしか規格がないので比較的融通が利かせ易いそうですが、機体中枢=マイアマーとサーボ機構なので、やはり無条件に正規部品として扱えるものでも有りません。
 リプレイでも、シグニアのライフルマンの脚部中枢を修理するため、正規部品を購入しようとして、「ライフルマンは人気薄いであまり取り置きをしてなかったと思いますが。よござんす。すぐにも問屋から運ばせましょ」とフォルクスバーゲンの番頭にいわれていました。
 武器やセンサーはメーカー毎に違いますが、ライセンス生産という形で比較的多数の機種で共通のものが使われている可能性が高いです。
 ※マグナシリーズとか
 ※同じAC5どうしとかであれば、『代用品』として応急修理する事は比較的簡単です。

 これらは、代用部品として使用する・・・つまり、4LV以上のテックが3点のペナルティをつけて「応急修理」する事は、十二分に可能です。例えば、グレイ・デス小説第3巻にて、ライフルマンの脚の駆動装置の代用部品として、作業用メックの駆動装置を改造して取り付けられるかもしれないとの記述があります。

 

 エンジン本体は出力が同じなら同一のもののようですが、底知れぬ周辺部品の謎が有ります。同一出力のまったく同じエンジンでも、メックの重量によってその値段が大きく上下するのです。
 エンジンの値段には疑似ボーンやマイアマーの強化部品としての側面があるのかもしれません。だとすると、「同出力のエンジンを違う重量のメックから回収して修理する」といったことをする場合、同一のエンジンのはずなのに純正部品として扱えないのかもしれません。
 非常にきついことになりそうなので、この推測が外れてくれることを祈ります。

 ジャイロは重量毎に同一のようです。

 操縦席は機種毎に別物です。サイズや内部構造、操縦パネルのレイアウトなどが全部違います。スティンガーの操縦席は狭く、マローダーのコクピットは比較的広い等等。
 しかし、武器やセンサーと同じく、ほぼ同一のものが使われている可能性もありますし、代用品として応急修理に使えるものでも有るようです。

 ジャンプジェットも機種毎に違うもののようです。チルトンやローリングス、ノースラップシリーズなどが有名です。ピットバン9000はフェニックスホークの、LFT50はシャドウホークのジャンプジェットです。

 装甲板は、機種の部位毎に形状が違いますので、純正部品を入手することは困難です。が、規格品装甲を切り貼りすることでかなり代用できるようです。