遭遇経験点  作:ミッキー 戻る

皆さん、メックウォリアーをやっていて、経験値の事で悩んだ事は有りませんか?
ルールどうりに経験値をやっていると、とにかく成長が遅い!
 一般兵になるためだけで、セッションを20回もこなさなければならなかったりします!
 RPGの本場アメリカで大ヒットしたメックウォリアーRPGの成長システムが、こんな欠陥のあるものなのでしょうか?
 なにか、見落としていることはないのでしょうか?

いろいろと悩んだ末、ミッキーはあるルールを、非常に軽視していたことに気付いたのです!

 『日本人は遭遇経験点を軽視し過ぎているのではないか?』


 メックウォリアーの翻訳はほぼ正確であり、SNEは良い仕事をしている、との証言があります。そして、遭遇経験点のルールは、このように記述されています。

メックウォリアーP37より抜粋
□遭遇経験点
 パーティーがNPCと戦うことなく、信頼関係を結んだり維持したりした場合、ゲームマスターはプレイヤーキャラクターに遭遇経験点を与えることができます。友好的な遭遇に対して与えられる経験点は、基本的に遭遇したNPCの体力度の2倍になります。
 
という事は!

○遭遇経験点は、敵味方を問わずにもらえるのです。
 なにしろ「維持した場合」とありますから。プレイヤーキャラはだめですが、これは大した量の獲得が期待できます。
 
○パーティの中の誰か一人でも攻撃したらもらえません。
 だから、喧嘩などもってのほかです。仲良くしないといけません。

○プレイヤーにもらえる経験値であって、パーティに与えられるのでは有りません。
 パーティがNPC一人と友好を維持したら、パーティ全員が遭遇経験点を1人分もらえます。だから、メック戦闘のように、敵の重量合計を頭割りしたりする必要は有りません。ダメージ経験点のように、一人だけに与えられるものでもないので、パーティ内で手柄を争う必要も有りません。
 正に、友好的なプレイに与えられる褒美です。


 という事は、妥当なプレイをしていれば、少なくとも1回のセッションにつき最低数百点の遭遇経験点がもらえる事になります!
  新兵で大きな作戦に参加できないときにはわずかな遭遇経験点しかもらえませんが、成長して階級が上がり、大きな作戦に参加するようになると膨大な経験値がもらえるようになります。

以下に、見過ごされがちな遭遇相手を列記します。NPCなのでもらえる経験値は体力度6×2で一人のNPCあたり12点として計算します。
なお、「普通日常生活で遭遇しているはずのNPC」の分の経験値は、プレイ中に描写しなくても与えるべきです。
 これらの場面は、GMの腹積もりのみで割愛することが可能です。プレイ時間の都合等も有るでしょうが、GMの都合で当然もらえるはずの経験値を与えないというのはフェアでは有りません。例えば、整備兵や助整兵との遭遇経験点は、かならずシナリオ毎、もしくはメック戦闘1回毎に与えたほうが良いと考えます。



 味方メックウォリアー2人・・・2人×12=24点
 命令を伝える上官とその副官です。秘書がいたら+1人ですから36点になります。

 整備小隊・・・24人×12=288点
 整備兵4人と助整兵20人です。専属の整備兵がいなくても、部隊全体で整備を分担するでしょうから、メック戦闘のために出撃するときにはちゃんとプレイヤー数の整備班がそろっているはずです。部隊のメックが大きなメックハンガー一個所で整備されている場合・・・例えば1個大隊ぶんの整備兵と会えるかもしれません。その場合、25.9×6人=155.5人・・・が3交代として52人〜156人と会うことになるので660点から1980点程度がもらえるでしょう。


 歩哨・・・・?人×12=?点
 重要な扉の前に立っていたり城壁の上を巡回したりする兵士です。基地の警戒レベルによって人数はまちまちでしょう。通常は3交代か2交代で巡回していると思われますが、実際に会えるのはそう多く無いでしょう。せいぜい、1個小隊分くらいでしょうか?
 
 随伴歩兵・・・数十〜数百人×12点
  ジャンプ歩兵小隊の随伴252点
  機械化歩兵小隊の随伴336点
  歩兵中隊(200人)の随伴2400点
 通常、機甲部隊のみで出陣するというのは希です。戦車やメックには、通常多数の歩兵が随伴し、戦闘の補助をします。その任務の多くは確保した地域の制圧や敵歩兵に対する牽制程度ですが、対メック戦闘能力も侮れないものが有ります。
 戦闘に積極的に参加しなくても、事後処理や都市の制圧などには欠かせない以上、通常は連れて行きます。

 偵察兵・・・数人 12〜84点
 NPCの偵察兵です。プレイヤーキャラは除外されます。スキマーを買ってやると喜ばれます。
 
 コック・・・数人 12点〜84点
 食堂のコックやウェイトレス、まかないのおばちゃんなどです。
 昼時に一般兵用の食堂で食事を取ると、普通の兵士百人分くらいとの遭遇経験点がもらえてお得かもしれません。気さくな士官は有能な士官になり易いシステムとは・・・素晴らしいですね(^^) 
 
 看護兵や医師・・・数人 12点〜84点
 大抵の戦場では、少し後方に医師が待機しているはずです。自分達は怪我をしなかったとしても、戦友達を見舞いにいきましょう。これもまたよい経験です。

その他・・・同じ作戦に参加する全人員