追 加 兵 装(武器) | 追 加 装 備(武器以外) | 航空機の運用 |
ブレイザーシステム | APU(補助動力装置) | 対地攻撃要領 |
対装甲バルカン | 対レーザー装甲 | 水平爆撃要領 |
多目的中口径レーザー | スモークディスチャージャー | 急降下爆撃要領 |
マシンキャノン | ゲートキーパーシステム | 掃射攻撃要領 |
間接攻撃用装備 | THMD | 爆撃高度修正 |
ATACM | 特殊操縦席 | 爆弾の種類 |
ベースブリード砲弾 | 対空射撃要領 |
以下のハウスルールは朽木のサークルで使用している物であり、FASAのルールとは関係ありません。
よってこの件に関するご質問等は以下のアドレス宛てにお願いします。
なお毎日アクセスできる状況にないため、返事が遅くなる場合が多いことをご承知ください。
対地攻撃要領 戻 る
航空機の地上攻撃には掃射攻撃、急降下爆撃、水平爆撃の3種類があります。各攻撃方法には利点と欠点があります。また水平爆撃以外は地上からの反撃(対空攻撃)を受ける可能性があります。
掃射攻撃
利 点
1:射撃範囲内に存在する全ての目標に対し命中判定が出来る。
欠 点
1:エネルギー兵器のみしか使用できない(弾薬兵器は射界内の1目標のみ命中判定を行う)。
2:射撃範囲内の目標からの対空攻撃の命中率が高い。
急降下爆撃
利 点
1:爆撃の命中率が高い。
2:爆弾の効果範囲は、間接砲撃と同じく周辺ヘクスまで効果がある。
欠 点
1:爆撃終了後引き起こしに失敗すると無条件に墜落、機体が破壊される。
2:攻撃目標機からの対空攻撃命中率が高い。
3:あまり大型の爆弾を使用できない。
水平爆撃
利 点
1:航空機以外の攻撃を受けない(地上からの攻撃は無効)。
2:大型の爆弾を使用可能。
欠 点
1:命中率が悪い(狙ったヘクスにはまず命中しない)。
2:友軍機の居るヘクスに命中したり、影響が出る可能性が高い。
3:同時に多数の爆弾を投下しないと効果が少ない。
水平爆撃の要領 戻 る
1:攻撃側が爆撃目標ヘクスを選択し、GMに伝えます。
2:GMは水平爆撃結果表に従い、結果を判定します。
3:投下した爆弾数上記の手順を繰り返します。
目標ヘクスから外れた爆弾が、どの方向に外れたのかは、メックの転倒後の向き表を利用します。
急降下爆撃の要領 戻 る
1:攻撃側が目標とする機体を選択する。
2:防御側が対空攻撃の内容を宣言する。攻撃の目標機以外からの対空射撃もこの時宣言する。
なお対空射撃を行った機体は、そのターン内他の目標に対する射撃が出来ません。
3:命中目標値を計算する、計算要領は以下の通り。
命中基本値=(砲術=航空機と操縦=航空機の平均で技能ロール目標値を決定)+敵移動距離修正
+地形修正+爆撃高度修正の合計値です。
4:攻撃成功ならばバトルテックの命中箇所表(正面)を使用してダメージを適用します。
この時投下した爆弾の威力により、周辺のヘクスにも影響があった場合は、効果範囲内全ての機体について
判定します。
攻撃が失敗した場合は、急降下爆撃結果表を使用します。
5:防御側からの対空攻撃を判定します。この防御砲火はバトルテック同様お互い同時に行っていることを忘れ
ないでください。
6:爆撃後の引き起こしチェック(操縦ロール)を行う、この時爆撃高度修正分操縦ロールに修正をする。
7:急降下爆撃を行う航空機分上記の手順を行ってください。
注意事項:
急降下爆撃で使用できる爆弾は破壊力10、20、30の3種類のみです。それ以上の大型爆弾は急降下爆撃では使用できません。
また爆撃後の引き起こしチェックに失敗した場合、その機体は爆撃目標としたヘクスに墜落します。
そのヘクスに地上ユニットがいた場合は、ぶつかる危険があります。なおその場合の損害は高度10から転落した物として判定します。
逆に航空機が自ら地上目標に対し体当たりをする場合は、チェックの必要なく成功します。その時のダメージも同様です。また地上目標へのダメージは攻撃側が受けた損害と同じです。
外れた爆弾がどの方向へ外れたのかは、水平爆撃の場合と同様に決定してください。
2の「ラック故障、全弾投棄」になった場合はその時点で残っていた爆弾を全て投下してしまった状態です。この投棄した爆弾による被害はありません。
12の「ラック故障、以後爆撃不能」になった場合は、機体に爆弾を装備したままです。この状態では基地に
帰還しない限り搭載した爆弾を外すことは出来ません。もしこの状態で敵の攻撃が爆弾に命中した場合、翼に誘爆によるダメージを適用します。
爆撃高度修正 戻 る
急降下爆撃を行う際、通常の高度より上下させることにより命中率と被弾確率を上下させることが出来ます。
つまり通常の爆撃高度より高い位置で投下すれば、爆撃後の引き起こしが簡単になり、敵からの対空砲火被弾確率も下がります。しかし爆撃の命中確率も下がってしまいます。
その逆に通常より低高度で爆撃を行うと爆撃の命中率は上がりますが、敵からの被弾確率と引き起こしに失敗する確率も上がってしまいます。
以下の表に従い、修正を加えてください。高度修正を使用しない場合は通常高度の欄のみ使用します。
爆撃高度修正表 | |
---|---|
爆撃高度+3 | 命中修正+4、操縦修正−3、対空射撃修正+7(地上からの射距離9) |
爆撃高度+2 | 命中修正+3、操縦修正−2、対空射撃修正+6(地上からの射距離8) |
爆撃高度+1 | 命中修正+2、操縦修正−1、対空射撃修正+5(地上からの射距離7) |
通常高度 | 命中・操縦修正なし、対空射撃修正+4(地上からの射距離6) |
爆撃高度−1 | 命中修正−1、操縦修正+2、対空射撃修正+3(地上からの射距離5) |
爆撃高度−2 | 命中修正−2、操縦修正+3、対空射撃修正+2(地上からの射距離4) |
爆撃高度−3 | 命中修正−3、操縦修正+4、対空射撃修正+1(地上からの射距離3) |
水平爆撃結果表 | 急降下爆撃結果表 | |
---|---|---|
2 | 目標ヘクスへ命中 | ラック故障、自動的に全弾投棄 |
3 | 目標ヘクスより6ヘクス外れる | 目標ヘクスより5ヘクス外れる |
4 | 目標ヘクスより5ヘクス外れる | 目標ヘクスより4ヘクス外れる |
5 | 目標ヘクスより4ヘクス外れる | 目標ヘクスより3ヘクス外れる |
6 | 目標ヘクスより3ヘクス外れる | 目標ヘクスより2ヘクス外れる |
7 | 目標ヘクスより2ヘクス外れる | 目標ヘクスより1ヘクス外れる |
8 | 目標ヘクスより3ヘクス外れる | 目標ヘクスより2ヘクス外れる |
9 | 目標ヘクスより4ヘクス外れる | 目標ヘクスより3ヘクス外れる |
10 | 目標ヘクスより5ヘクス外れる | 目標ヘクスより4ヘクス外れる |
11 | 目標ヘクスより6ヘクス外れる | 目標ヘクスより5ヘクス外れる |
12 | 目標ヘクスへ命中 | ラック故障、以後爆撃不能 |
爆撃結果表でどの方向に外れたかを決めるには、メックの転倒後の向き表を利用します。
爆弾の種類 戻 る
航空機器から投下できる爆弾には以下の4種類があります。各爆弾の利点と欠点は以下の通りです。
通常爆弾
利 点
1:価格が安い。
2:大抵の惑星で手に入る。(購入目標値4)
欠 点
1:目標ヘクス以外ではダメージが低下する。(間接砲撃と同様)
クラスター爆弾
利 点
1:通常爆弾より命中率が高い。
2:広範囲の目標に対し効果がある。(目標ヘクスを中心とした周囲2ヘクス。つまり直径5ヘクス)。
欠 点
1:一発当たりのダメージが小さい。(全てのヘクスで3点×3回)
2:値段が高く、一部の惑星では手に入らないことがある。(購入目標値8)
3:ナパーム(インフェルノ)爆弾
利 点
1:目標に対し、ダメージと熱の両方を与えることが出来る。
2:効果範囲内の歩兵部隊とI・C・Eエンジンを使用する全ての車両は破壊される。
核融合エンジンを使用した車両は通常通り熱とダメージを受ける。
欠 点
1:効果範囲内に火災の発生する可能性が高い。(2D6で5以上で発火する)
2:やや価格が高い
4:レーザー誘導用シーカー
利 点
1:シーカー部を取り付けることにより、全ての爆弾をレーザー誘導方式に改造でき、命中率が上昇する。
2:ヘクスではなく、ユニット自体を目標とした攻撃ができる。
欠 点
1:レーザー誘導を受けないと命中率が上がらない。
2:価格が高く、一部の惑星では手に入らない。(購入目標値9)
爆弾の種類 | ダメージ | 爆弾重量 | 効果範囲 | 価格 |
通常爆弾(10〜30) | 10〜30 | 威力10につき0.5 | 直径3ヘクス | 威力10につき
5千Cビル |
通常爆弾(40〜60) | 40〜60 | 直径5ヘクス | ||
クラスター爆弾 | 3×3 | 重量2 | 直径5ヘクス | 1万Cビル |
ナパーム爆弾 | 5点+熱8点 | 重量1 | 直径3ヘクス | 8千Cビル |
上記の爆弾全て3発で1単位です。1発又は2発のみでの搭載は出来ません。
例:通常爆弾(威力10)を移動力6/9の機体へ搭載した場合。
通常爆弾の重量は威力の1/10ですから3発で重量1となります。
レーザー誘導用シーカーについて
レーザー誘導用シーカーは全ての爆弾に装着可能な誘導部です。この誘導部を装着した爆弾は、照準用レーザーによる照射を受けた目標に自動的に命中します。レーザーによる誘導を受けていない場合は、通常の爆弾と同じです。またレーザー照射の要領は、メックウォリアーの間接攻撃の所に記載されている通りです。
シーカー部データ
重量:6発分で重量1 価格:6発で5千Cビル 購入目標値:9
爆弾の威力と効果範囲について
通常爆弾とナパーム爆弾は爆弾の命中したヘクスには投下したダメージがそのまま適用されます。
効果範囲が直径3ヘクスとなっている爆弾は、着弾ヘクスの周囲6ヘクスではダメージは1/2になります。
効果範囲が直径5ヘクスとなっている爆弾は、更にその周囲12ヘクスに1/4のダメージがあります。
掃射攻撃の要領 戻 る
掃射攻撃とは「全ての航空機と降下船が行う事が可能」な対地攻撃の一種です。
特にエネルギー系兵器を多数装備した機体が行うときに最も威力を発揮します。
また気圏戦闘機形態のLAMメックもこの攻撃を行うことが出来ます。
掃射攻撃の効果範囲はエネルギー系兵器と実弾系兵器で差があります。
エネルギー系兵器の効果範囲・・・バトルテックのマップ上3ヘクス幅で長さ10ヘクスの範囲
実 弾 系兵器の効果範囲・・・マップ上任意の1目標。
注意: エネルギー兵器を使用した掃射攻撃は効果範囲内全ての目標に対して命中判定を行う。
効果範囲内に友軍機がいる場合も命中判定を行う。
また掃射攻撃を行うことの出来る武装は「射程6以上」ある兵器のみです。それ以下の射程しかない兵器
では掃射攻撃は出来ません。
掃射攻撃を受けたときの命中箇所表は、バトルテックの命中箇所表を使用します。
射界の選択については、各メックの上半身の方向と攻撃機の進入方向から割り出しています。
攻撃要領
1:攻撃側が地上マップへ進入する方向を宣言する。可能であればもう1枚マップを航空機の機動専用にすると 進入方向を決めやすい。
2:進入方向の端から直線になる3ヘクス幅で掃射範囲を攻撃機側が選択し、使用する武器を宣言する。この時
実弾兵器を使用するならば、その目標機も示す。
3:防御側が対空砲撃を行う機体とその内容を宣言する。
4:お互いに命中判定を行い、ダメージを適用する。これは地上での戦闘と同時に進行する。
掃射攻撃の命中判定
掃射攻撃の命中目標値は以下の式で計算します。
命中基本値=「砲術=航空機」+目標機の移動距離修正+目標ヘクスの地形修正+対地射撃(射距離)修正
+攻撃機の推力修正です。
対地射撃修正について
対地射撃修正とは急降下爆撃で使用する、「爆撃高度修正」と同様の考えの物です、以下の表に従い判定してください。対地射撃修正を使用しない場合、対地射撃修正は固定値「2」です。
対地射撃(射距離)修正表 | |
---|---|
射撃高度+3 | 命中修正+5、対空射撃修正+7(地上からの射距離9) |
射撃高度+2 | 命中修正+4、対空射撃修正+6(地上からの射距離8) |
射撃高度+1 | 命中修正+3、対空射撃修正+5(地上からの射距離7) |
通常高度 | 命中修正+2、対空射撃修正+4(地上からの射距離6) |
射撃高度−1 | 命中修正+1、対空射撃修正+3(地上からの射距離5) |
射撃高度−2 | 命中修正なし、対空射撃修正+2(地上からの射距離4) |
射撃高度−3 | 命中修正−1、対空射撃修正+1(地上からの射距離3) |
この表で地上からの射距離となっているのは対空射撃を行う際の地上から攻撃機への射距離です。
攻撃機から地上目標への射距離ではありません、攻撃機からの射距離修正はありません。強いて言えば命中修正がそれに当たります。
対空攻撃(防御砲火) 戻 る
地上にある全てのユニットは対空攻撃を行うことが可能です。この地上ユニットにはエアメック形態のLAMメックを含みます。
また対空攻撃を行う機体は地上目標に対する攻撃が出来ません(そのターン間、格闘フェイズも含みます)。
対空攻撃要領:
対空攻撃を行うときの命中基本値は以下の式に従い計算します。
命中基本値=「砲術=メック」+自機の移動方法修正+対空射撃修正+地上からの射距離+被目標修正です。
被目標修正:
被目標修正とは、航空機から攻撃を受ける機体にのみ適用される修正です。修正の程度は次の通りです。
急降下爆撃の目標機・・・射撃修正−3
掃
射攻撃の目標機・・・射撃修正−2
武器修正
一部の武器には対空射撃を行う際に修正があります。修正のある武器と修正の内容は以下の通りです。
なお当サークルでは、この武器修正をLAMメックのエアメックモードにも適用しています(飛行移動時のみ)。
武 器 修 正 | |
---|---|
武 器 名 称 | 修 正 量 |
マシンガン | 命中修正−5 |
対装甲バルカン(ハウスルール兵器) | 命中修正−4 |
マシンキャノン(ハウスルール兵器) | 命中修正−3 |
AC/2 | 命中修正−3 |
AC/5 | 命中修正−2 |
LRM10 | 命中修正−1 |
LRM15 | 命中修正−2 |
LRM20 | 命中修正−3 |