見えないことが多い天使だけれど、運良く見かけることがあります。 天使の姿は、見る人によっていろいろに見えるのだそうです。 一本の桜の木でも見る人によって、大きく美しいものに見えたり、 さびしくてこわいものに見えたり、小さくてつまらないものに見えたりするのと同じで、 天使もその人の感じ方によって、いろいろに見えるようです。 ──(本文「天使のかたち」より抜粋「天使のみつけかた」/絵と文/1992年/144P/大和書房刊(99年新潮文庫180P) 左上から/カバー(左文庫、右単行本)/(単行本)別丁扉/(単行本)本文、 左下から/文庫「人間になりたかった天使の話」 /文庫カバー/文庫「あめふり天使」 |