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■通信96号から表紙を飾る絵の作者、松本治子さんのご紹介。 松本治子(1913-1991 享年78 歳)さんは熱心なクリスチャンの ご家庭に生まれ、毎朝夕の家庭礼拝で祈りと讃美歌の中で お育ちになった。小学校から大学まで日本女子大で学び米国に留学、 ホイッティア大学心理学部を卒業。 バチェラー・オブ・アーツ学位を授与されている。卒業後お父さんの 勧めで聖地ガリラヤ湖で米国人牧師より浸水洗礼を受けられたが、 1957(S.32)年、イエズス会士エーデルマン神父によりカトリックに 改宗された。日本女子大の英語教師や恵泉短大で心理学を 教えられ、結婚後の広島でも広島音楽高校にて英語教師を。 また日本観光通訳協会正会員の資格を取得し海外生活で受けた 恩返しにと奉仕活動をされていた。広島女声合唱団で歌い、 エリザベート音大の水嶋先生のグレゴリオ聖歌研究会にも属して おられた。夫君の広島大学名誉教授であられた松本厚(古代 ギリシャ哲学)さんの学術研究のため海外に同伴すること10数回、 それは治子さんのスケッチ旅行ともなった。光風会会員で広島県 美術展には無鑑査出品。日展入選8 回ほか数々の賞に輝く。 ご家庭では二男二女の良きお母さんであった。 元に戻る。 |