★全国少年レスリング連盟統一ルール

1.対  象
男女未就学児童及び小学生(女子の部・3〜6年生)
2.階  級

学 年

クラス(数字の単位はkg級


年少・年中

16

18

20

+20

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4階級

年長の部

17

19

21

23

+23

 

 

 

 

 

 

 

 

5階級



1年生の部

18

20

22

24

26

28

30

+30

 

 

 

 

 

8階級

2年生の部

20

22

24

26

28

30

32

+32

 

 

 

 

 

8階級

3年生の部

22

24

26

28

30

33

36

39

42

+42

 

 

 

10階級

4年生の部

24

26

28

30

33

36

39

42

45

+45

 

 

 

10階級

5年生の部

26

28

30

32

34

36

39

42

45

48

51

54

+54

13階級

6年生の部

28

30

32

34

36

39

42

45

48

51

54

57

+57

13階級


3年生の部

22

24

26

28

30

33

+33

 

 

 

 

 

 

7階級

4年生の部

24

26

28

30

33

36

+36

 

 

 

 

 

 

7階級

5年生の部

26

28

30

33

36

40

+40

 

 

 

 

 

 

7階級

6年生の部

28

30

33

36

40

45

+45

 

 

 

 

 

 

7階級

3.試合時間
幼年の部    1分2ピリオド    (30秒休み)
小学生
1〜2年生   1分30秒2ピリオド (30秒休み)
3〜6年生   2分2ピリオド    (30秒休み)
4.試合方法
(1)幼年の部及び小学生1〜2年生は、男女を区分しない。
(2)計量は1日のみとする(計量はリミット)。但し、計量オーバーのものは特例として再申込金を納入し、上位クラスに出場することができる。
(3)3〜6年生の女子は男子の部にも出場することができる。但し、男女の部の両階級には出場することができない。
5.勝  敗
(1)フォール
相手を押さえ込み、両肩を同時に2秒間マットにつけた状態。
レフリーはマットを二度連続してたたき、ホイッスルを吹きフォールを宣言する。
(幼年の部及び小学生1〜2年生はフォールを取らない。5カウントを数えた後スタンドレスリングにする。)
(2)テクニカル・フォール
両者のポイント差が10ポイントを越えた場合。
(3)判 定
上記(1)(2)の成立なき場合は、ポイントを多く獲得した選手を判定勝ちとする。
(4)同点の場合
延長戦(最長1ピリオドまで)を行い、先取点を獲得した時点で、勝敗が決まる。もし、双方にポイントがない場合は、延長戦で積極的に攻撃した選手をレフリー・ジャッジ・チャアマンの3名の協議により勝者を決定する。
6.ポイント
1点の技>
相手をマットに倒し、背後に回り、完全にコントロールした時。
<2点の技>
相手を5秒未満、ニアフォール(肩がマットの方へ90度以内にかえる)に追い込んだ時。
<3点の技>
相手を5秒以上(レフリーは5カウントを数える)ニアフォールに押さえ込んだ時。
7.技の停滞
ニアフォールに押さえ込んでいても、技が停滞し、フォールに結びつかない場合、スタンドレスリングにする。

8.危険回避
ニアフォールの状態に於いてレフリーが危険と判断した場合、直ちにスタンドレスリングを命じ、この時攻撃選手に3点が与える。
9.連続技 
グランドレスリングでの同一連続回転技は、連続2度までとし、スタンドレスリングにする。
10.消極的レスリング
消極的レスリングに対しては、レフリーが注意(警告)する。但し、警告後もさらに消極的レスリングが続いた場合、相手選手に1ポイントが与えられる。
11.場  外
(1)場外に出た場合、如何なる体勢でもポイントにならない。
<場外の定義は次のとおりである。>
@スタンドの場合
どちらか一方の選手の体の一部が場外に出た場合、但し、流れの中で一瞬外に出て、また場内に戻った場合は、そのまま試合を続行する。(レフリーの判定による。)
Aグランドの場合
どちらか一方の選手の体の一部が場外に出た場合。但し、手や足の一部を場外に伸ばしても場外としない。
Bニアフォールの場合
防御側の選手の両肩が場内にある場合は、フォールを優先する。但し、攻撃側の選手が場内にいること。
(2)場外に出た場合は、全てスタンドレスリングで再開する。
12.禁止技
バック投げ、スリークォーターネルソン、フルネルソン、股裂き、レックホールは禁止する。
その他、レフリーが危険と判断した技(関節に負担をかける技等)は、ただちに止めてスタンドレスリングで再開する。
13.反  則
国際レスリング連盟ルールで定める全ての反則行為。
14.審  判
(1)試合の審判は、レフリーとジャッジの2名で行う。
   但し、延長戦は3名(チェアマン追加)で行う。
(2)試合中危険と判断した技に対しては、レフリーの権限で試合を止めさせることができる。
(3)審判への抗議は、一切認めない。尚、レフリーとジャッジの判定が異なる場合は審判長(又は副審判長)が協議に参加し、判定を下す。
15.その他
上記の事項以外は、国際レスリング連盟ルールに準じて決定する。
16.躾事項及マナー
(1)出場選手は、赤・青のシングレット(女子は赤・青レオタード)を着用しレスリングシューズを着装すること。
(2)ヘッドギアーの着装を推奨する。
(3)試合中は白ハンカチを携帯すること。
(4)出場選手には減量さないこと。
(5)マットに上がる時は一礼し、試合開始終了時、相手選手及びレフリーと握手を行う。また、試合終了後、相手選手のコーチ(セコンド)と握手を行う。
(6)監督・コーチはレフリー及びジャッジに<やじったり・罵声>などスポーツマンシップにあるまじき行為を禁止する。
(7)試合場でのマナーとして<マットを叩く><マットサイドで寝転ぶ><会場内での飲食><進行を妨げる>などを禁止する。