沼尻 直 杯 第37回
全国中学生レスリング選手権大会

 ・日 時 平成23年6月11・12日(土・日)
 ・場 所 水戸スポーツセンター
 ・主 催 日本レスリング協会 茨城県教育委員会 他
 ・主 管 全国中学生レスリング連盟 他
 ・後 援 茨城県体育協会 他
 ・協 賛 明治乳業株式会社 株式会社 アシックス
 
 中学生のナンバーワン・ビックタイトルであろう全中大会が、水戸のスポーツセンターで今年も開催されました。
 クイーンズやJOCなどの全国大会はいくつもありますが、やはり全中大会が一番でしょう。
 全中大会は、毎年我が茨城・水戸スポーツセンターで開催されています。他の全国クラスの大会は、駒沢や代々木など、大きい立派な体育館で開催されますが、水戸スポーツセンターは、古く決して大きな体育館ではありません。しかし、中学生レスラーにとっては憧れの殿堂となっていると思います。
 
 大会には、大子から男子53kg級に椎名大輔選手、女子37kg級に大高梨紗選手・川村きこ選手、同じく女子48kg級に鴨志田玲奈選手の1・2年生4名が出場しました。
 1年生の鴨志田選手は、1回戦敗退と残念な結果とりましたが、対戦相手は3年生であり、仕方のない結果だと思います。来年以降の成長に期待します。
 2年生男子の椎名選手は、1回戦を順調に勝利しましたが、2回戦で敗退してしまいました。体重が普段51kgほどで、体重調整をしてくる選手とは大きな開きがあるでしょう。層の厚い53kg級にあっては、なおさら難しい戦いを強いられます。1年間練習に励み、上を目指します。
 大高選手は、準々決勝まで順調に勝ちあがり、準決勝で予定通りに澤選手(大阪)と対戦、前半は良い滑り出しをしましたが、強引な投げ技にかかってしまい惜敗してしまいました。
 その後3位決定戦にまわった大高選手は、気持ちを切り替えた軽快な動きで積極的な攻めをし、守りでも反応の良い動きで、見事3位を決めました。
 同じく3位決定戦に望んだ川村選手は、対照的な試合をしてしまいました。相手のペースに持ち込まれ勝てる相手に敗れてしまいました。
 二人とも手や足に故障を抱えていましたが、体調万全で望むことの難しさを実感します。来年こそは体調万全で頂点を目指したいと思います。
しかし、今年の2年生はレベルの高い選手が多く、38・41・46・52kgの各階級の優勝者を含め入賞者のほとんどは2年生ですし、58kgについても優勝者以外は2年生です。