中日高の隠れた春山 
         2002.5.3/GP
  1792M/1476M/1731M 
「伏美小屋〜伏美岳〜トムラウシ山〜伏美
岳〜妙敷山〜伏美小屋」


 伏美岳・トムラウシ山・妙敷山は、日高北部に位置して伏美岳以外は登山道はありません。
 伏美岳山行を決めたのは、最近「北海道の山メーリングリスト」入会、連日の山情報の中に「一人歩きの北海道百名山」SA氏が同行者募集(伏美岳〜妙敷山)のメーリングに興味を覚える。
 深夜に上美生市街地を過ぎると林道の一部が土砂崩れ状態である……伏美小屋に車両があり程ない登山口広場にて車中泊とする。
 翌早朝、車両音に眼を覚ましコーヒを飲んでいるとSA氏が後続者と会話しながら出発…30分後登山帳に記入時に「SA氏」の名簿を確認してあの人がと…林道に入る。
 沢を渡渉すると斜度を増す夏道登山道が雪に隠れ、高度を上げると左手に「妙敷山」右手「トムラウシ山」の頂き確認すると、SA氏以下3名GPに追いつき、3名と相互に挨拶を交えて同行を求める。
 当初の計画「伏美岳〜妙敷山」にトムラウシ山を追加するとの事、最後尾で伏美岳頂上に立つとエサオマントッタベツ岳・カムイエクウチカウシ山等憧れの鋭鋒が晴天下の青空に広がり、眼下に本日2番目のアタック「トムラウシ山」が雪渓が切れかかった稜線末にある。
 トムラウシ山へと伏美岳直下の短いハイマツ帯を抜けて、急斜面雪渓に面白いように高度を下げて、最低コルから振り返ると標高差470mに伏美岳が大きい。
 トムラウシ山への登りに変わると雪渓が切れて稜線のヤブ漕ぎに時間を費やすとこんもりとした低木混じりの狭い頂きがトムラウシ山で腰を降ろして、会話に時間が過ぎる。
 再び帰路もヤブ漕ぎであるが、下りは稜線伝いに比較的容易に高度を下げ、最低コルから雪渓上に高度を上げ、3時間後に再度の伏美岳頂上に戻る、
 山頂にメーリングリスト仲間のTA氏/北見さんがSA氏と挨拶を交える中、魅力あるエサオマトッタベツ岳への稜線を眺めて昼食である。
 次なる目標の妙敷岳へと雪面に高度を下げ、下山経路のコル部に全員荷物をデポして、緩やかな起伏を繰り返すと低木に囲まれた尾根沿線上の一部の感がする妙敷山頂上である。
 西側に展望の良い場所を発見、大展望を満喫後、下山開始と伏美岳東南側をトラパースして登山跡と合流、快調な速度で下山、山麓の登山口に1600頃到着する。
 4人で上美生にある「国民宿舎新嵐山荘」で風呂(270円)を浴びて、HYMLの仲間と同行できた事に御礼を言い「剣山荘」に向かう3人と別れる。
@ 伏美岳直下から南方
A 伏美岳から札内岳
B 伏美岳からピパイロ岳
C   伏美岳からトムラウシ山への稜線
D 妙敷山
 
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