オダッシュ山北日高の静寂峰
       
2002.6.8/単独        
                           1098M 

ヤスダコース「林道登山口〜いこいの水場〜白樺平〜前峰〜オダッシュ山」


 オダッシュ山は、知名度が低く比較的地味な山であるが、国道38号線の新得町からは大きな山容を見せる。
 国道38号線の新得町南側の新得警察署手前信号付近の北海道畜産試験場看板から右折すると夕張・新得線である。
 山側へと直進して左手の北海道畜産試験場を過ぎると砂利道に変わり、鉄道線路架橋下から350m先にT字路が有り、オダッシュ山への看板に右折して、300m程の林道左側が登山口であり、駐車スペースは狭くて車は適宜である。
 登山ポストに記入後、鬱蒼とした樹林帯の林道跡歩きから右手の沢音を聞くと登山道らしくなる。
 蒸し暑さに蝉時雨の声が響き、小さな沢「いこいの水場」を渡り、樹林帯の尾根筋に取り付くと序々に勾配を強め、笹原に一端勾配が弱まる。
 明るい笹原の登山道が緩やかに延びる正面には「前峰」、次いで木々の間隙からは眼下に十勝平野にどこまでも一直線に延びる景観が、印象的である。
 「前峰」への尾根西側下を一定の傾斜高度で登る辛抱の時間帯が続き、大岩のある乗越肩が「前峰」でオダッシュ山の輪郭を初めて確認できる。
 前峰から下って最後の登りを緩やかに登ると尾根続きの一部が明るいオダッシュ山頂上で、北日高連峰等が望まれ静けさが漂う明るい山頂である。
 下山中に、2組の登山者に出会ったのは意外であったが、後刻判明したがHP「山女、今日も酒と飯を担いで山を行く」とすれ違いであった。
 地味な山であるも意外と奥深く、趣のある山であったと次の山であるペケレベツ岳へと向かう。

@ 新得町山麓からオダッシュ山全景
A 林道登山口
B 前峰
C 頂上部

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