岩尾岳  岩内湖畔の静峰
     
2003.3.11/単独
            

「岩尾内ダム管理所〜日暮山林道〜324〜874高地〜岩尾岳」(往復)


  岩尾岳は道北に位置して、標高1000mと面白みがある。
 登山口へと朝日町を過ぎて、岩尾内湖の岩尾内大橋そばの岩尾内ダム管理所が登山口となる。
 管理所脇から岩尾内湖沿いの日暮山林道にスキー装着で入ると、雪一色の岩尾内湖を眺める。
 屈曲した林道歩き正面の幾筋の鬱蒼たる尾根越しに岩尾岳が遠くに見える。
 林道を7Km程歩くと黄色の杭を見て、深い谷筋に見当をつけて尾根に取付く。

 先日の荒模様天気による降雪が深く、樹林帯に高度を上げながら、右手に緩やかに延びる尾根を地図で確認すると、当初予定した尾根ルートであり、現在地は谷を挟んでの北側とGPSでも再確認する。
 現在ルートでも頂上へと辿れるが、等高線が狭く深雪もあり、前途多難と思いつつ前進する。
 急勾配が一定状態で続き、30〜40cmの新雪に高度が上がらない時間帯が続き、諦めようかと斜面を眺めて思う事も度々ある。
 当初計画したルートの尾根が眼下になると、C874からは疎林の明るい景観と緩やかな斜面向こうに丸みのある岩尾岳が
見え、ここまで来たのだと頂上部を実感する。
 山頂直下は、広々とした台地尾根が広がり、眼下には出発点の岩尾内大橋次いで我が故郷「ピヤシリ山」が遠望され、苦労が報われた時間帯に頂上である。
 厳冬期景観の頂きからは、大雪山の山並みも広がり又朝日町東側に糸魚岳が間近に見せる。

 帰路へと樹林帯の急斜面をヘッピリ腰状態で横滑りにて高度を下げ、兎の足跡が綿のような雪面に点々と続く林道を歩く。

登り:4時間40 下り:2時間35分

@ 林道口の岩尾内ダム管理所と岩尾内大橋
A 日暮山林道から岩尾岳ピーク
B 岩尾岳頂上部
C 頂上から岩尾内湖

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