伏美岳・ピパイロ岳日高展望の長道
2001.8.11/単独
芽室山の会コース「登山口〜.1150〜伏美岳〜ピパイロ岳」
伏美岳・ピパイロ岳は、北日高に属して日高登山の入門的な登山道のある山であり、幌尻岳への縦走経路としても数多くの登山者が訪れる山である。
登山口へと、狩勝峠を経由して「上美生」から暗夜の林道に建つ「伏美小屋」を過ぎると程なく登山口広場に到着、無人の山間部に車中泊とする。
翌早朝、伏美岳を経由するピパイロ岳往復の健脚者コースは当初、平坦な登山道が続くとコース唯一の水場になる沢筋に変わる。
樹林帯が頂上まで続く中、急登の苦しい時間帯が続くも効果的に高度を上げると、C1160付近から尾根歩きが明確になり、緩斜面に息を整えると再び急登に変わる。
針葉樹林帯の間隙から剣山・芽室岳等が遠望され、左手の妙敷山が同高度になると頂上までは標高差100mとなる。
先行の年輩者GPに追いつき、一気に高度を上げ樹林帯を抜けると明るい景観の登山道は低い笹道に景観を変え、ハイマツ群次いで岩綾帯に大望の頂上がすぐそこである。
伏美岳頂上からは、日高山脈への大展望……札内岳・十勝幌尻岳・幌尻岳・戸蔦別岳・ピパイロ岳等の山並みが雄大に重なる。
伏美岳頂上から目標のピパイロ岳は、遠方に雄大な姿を見せて、幌尻岳への縦走経路の最初のピークでもある。
大きく尾根を下り、深い樹林帯に灌木・笹が登山道を覆い日高らしさを実感し振り返ると伏美岳が高い!!
最低コル【下ると水場】から再びの急登に足が重く、辛抱の時間が続き山腹斜面が明るく開け、小さな花畑を二つ過ぎ尾根を越える岩綾帯に立つと頂上が間近に見える。
緩斜面のハイハツ帯を抜けると大望の「ピパイロ岳」頂上である。
長かった道程を振り返ると伏美岳は遠く、幌尻岳とカール・戸蔦別岳等への縦走経路のラインが魅力あるる。
帰路へと気持ちを切り替え、再びの長い道程は起伏が大きく、伏美岳を越えて下山開始である。
夏の陽差しが強い登山口傍の無人の「伏美小屋」で洗濯をして、大きな山を一つ終えたとロングコースを思い返す。
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伏美岳頂上
A 伏美岳頂上からピパイロ岳
B ピパイロ岳から伏美岳
C ピパイロ岳から1967峰
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