狩勝山展望の端正な山容
    
2003.03.29/単独
                

「国道登山口〜881高地〜狩勝山」往復


  狩勝山は、狩勝峠南西に位置して国道38号線から端正な山容を眺められ、興味を覚える山であり、比較的容易に頂上に立つ事ができる。
 登山口へと、午前中に社満射岳を下山、南富良野町から狩勝峠へと向かうと、天候が回復した空模様に白き狩勝山が映え、国道沿いにスコップで駐車スペースを作る。
 国道から緩やかに広がる植林地の規則正しい植生の中、一直線のトレースを残し沢筋を越えると、ストックの縮小部分が折損、応急処置で固定する。
 午前中、社満射岳での狭い尾根筋の濃密な樹木に悪戦苦戦したのとは対照的に、広く緩やかな等高線と疎林に心も伸びやかである。
 深雪に高度を上げる時間が続き、鹿が食べた小枝が点在すると、頭上斜面に4頭の鹿がこちらを警戒している…端正な容姿である。
 左手に狩勝山が、西尾根の稜線から白き斜面を見せ、C881P直下を左手に横切り、尾根に出ると展望も得られ十勝平野が広がり、頂上部を実感しつつの充実した時間帯である。
 引き続く緩やかな尾根歩きは、風が強くクラストした斜面を登り詰めると小広い頂上部である。
 頂きからは、北東方向のアンテナ越しに広大な十勝平野、東・西ヌプカウシヌプリの顕著な2つのピークが並び印象的である。
 この山は、時間的にも手軽で、勾配も終始緩く一定であり楽しめる山である。

登り:1時間30分  下り:50分
@ 国道より狩勝山
A 881高地直下から頂上部
B 尾根から頂上部
     
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