ピリベツ岳 おっぱい山
ピリベツ岳は、東大雪の西クマネシリ岳北方に位置して、山麓又は三国峠等から尖ったこの2山の山容は対峙して眺められ魅力ある。
西クマネシリ岳は登頂しているが、隣接するピリベツ岳は未踏と以前から気になり、登山口へと国道273号線の十勝三股北側外れの「シンノスケ三の沢川林道」を4.2Km進むと標識「西クマネシリ岳」があり、右折して200m程の右手に駐車場広場がある。
三の沢川沿いに林道崩壊跡を辿ると、朽ち果てた作業小屋が建ち、程なく林道歩きに変わると分岐広場で、右手へと三の沢川を離れて、多少勾配が強まった林道歩き正目の樹上に西クマネシリ岳を望み、標高1220m付近で松林に入る登山道があり林道歩きを終える。
良く踏まれた登山道は程なく尾根に出て、一定勾配の傾斜が強い尾根歩きが続き、右手に西クマネシリ岳の頂上部岩壁の威容を望み、雪に薄化粧した登山道がハイマツ帯に入るとピリベツ岳が望まれ、間もなく西クマネシリ岳岩場分岐点である。
意外に遠くに感じたビリベツ岳へと岩場分岐を左折、尾根筋を辿り、鞍部へと160m程高度を下げて頂上手前ピークに喘ぐ。
山頂から東側に派生する広い尾根への取り付き斜面には、ダケカンバの樹氷が映えて冬近しを実感する。
笹道に多少、今までよりは道が不明確になるも、何の問題もなく広い尾根に上がり、頂上まで緩やかに続く登山道を左手へと方向を変えて、丸みのピークを越えると広い頂上部である。
頂上は、腰丈の笹が一面に広がる中、標石と頂上標識があり、登山路に少し戻ると展望が開けて西クマネシリ岳とクマネシリ岳が望まれる。
今回のピリベツ岳登頂にて南クマネシリ岳・クマネシリ岳・西クマネシリ岳とこの周辺4山を踏んだと帰路に岩場の積雪に緊張しつつ、西クマネシリ岳に寄り大雪の山並みに冬到来と、晩秋の陽気に下山する。
登り 林道登山口 1時間15分 岩場基部分岐 40分 ピリベツ岳 @ 十勝三股からピリベツ岳【左】と西クマネシリ岳
A 岩場分岐付近からピリベツ岳
B 西クマネシリ岳からクマネシリ岳
C ピリベツ岳から西クマネシリ岳
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