道北の秀峰
 
   2003.04.29/GP
    歌登町/パンケナイ川

パンケナイ川林道〜174m〜419m〜597m〜608m〜パンケナイ山(往復)


 ポロヌプリ山は、道北の歌登町市街地から北にその端正な山容を四季を通じて望められるが、登山道はなくて、通常この頂きに至るには、歌登町側からの長い林道の除雪後に山肌に雪が残る短期間に限られる。
 山名の由来は大きい山であり、宗谷から南に下がると珠文岳(731m)次いでポロヌプリ山(840m)である。
 この春、珠文岳登頂時に南に岩壁を巡らした要塞の観の山容が印象的で、この山に至るには歌登町側からパンケナイ川沿い林道を利用が一般的で、HYML会員であるH氏@歌登からの林道情報と仲間と登りますとのお誘いを受け感謝の山行である。
  歌登町のH氏@歌登宅で合流して、H氏の仲間4名と御挨拶すると
市街地からポロヌプリ山が遠望される。
 H氏の車両に同乗してのパンケナイ川沿いの林道は終始舗装されていると驚き
11Km程行くと採石場があり、程なく入林注意の標識点があり、林道は続くが登山開始地点である。
 パンケナイ川の澄んだ濁音と春の息吹景観に雪の溶けた林道歩き、次いで沢筋へと林道を離れて残雪の作業道を緩やかに登り、左手の419mへと疎林斜面に高度を上げると尾根に出てポロヌブリ山が実感される。
 緩やかな起伏尾根歩きが続き、597m北東斜面から正面にポロヌプリ山のハイマツの緑と残雪の白に端正な山容がGOODである。
 608mからは広雪原斜面が広がり、勾配が増し雨足も増すがこれ以上強まらない事を願いつつ疎林灌木を避けながら一気に高度を上げるとハイマツに囲まれた頂上部で西側が断崖、更に北側のニセピークはハイマツ岩場に高山植物があり、居心地はニセピークの方が快適のようである。
 出発時から雨が落ちていたが、終始ポロヌプリ山を眺めての雪面歩きの快適な登頂とH氏@歌登に感謝をする。
 岩場のハイマツ帯の頂上部からは、残念ながら珠文岳そしてオホーツク海が望めないと短時間の昼食後に下山開始。
 残雪斜面を各々楽しみながら、尾根筋から作業道そして林道歩きにギョウジャニンニクとカエルの卵に春本番と雨天下であったが、念願だった道北の端正な一山にお誘いをいただいたH氏@歌登に感謝し山行を終える。
登り:3時間  下り:2時間
@ 尾根筋からポロヌプリ山
A 597北東斜面からポロヌプリ山
B H氏(右側)と私

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