十勝連峰の深き鋭山
    
2003.05.03/単独
                    1658m
 
第6支線道三叉路〜シートカチ林道〜1005高点〜1285高点〜頂上(往復)


下ホロカメットク山は、十勝連峰主脈の上ホロカメットク山から東南方向6Kmに派生する支脈の最も端に位置する弧峰の山であり、高度感のある山容は凄みがあり登山道もなく遠き深い山である。
 今年の3月に前富良野岳から下ホロカメットク山を眺め、あの頂きに立つには原始ヶ原からの長距離と覚悟を決めていたが、Sさん/帯広山岳会の新得町側からのシートカチ林道情報をHYMLで知り、DMにて細部を教えていただき林道状況にも対応できるようにと自転車を積む。
   前夜のトムラウシ集落での車中泊からトムラウシ温泉方向に向かうと正面に白き荘厳な十勝連峰が広がり、曙橋手前右側に「沼ノ原登山口」の立派な標識を見て橋を渡ると左手にシートカチ林道・秘奥の滝標識に左折すると十勝川沿いの比較的走りやすいシートカチ林道である。

  12Km程で「秘奥の滝」と「十勝岳登山口」
標識がある第5支線林道を過ぎると2ヶ所程落石斜面等があり車体の腹が鳴る。
   林道入口から約14Km地点が静水橋と第6支線林道で、ここまでの間に幾つかの橋があるも名前が確認できたのは静水橋だけであった。
 第6支線林道三叉路にブルドーザがあり、人気のない早朝の固い雪面にスキーを履く。
  第6支線林道は、山側へと西側に延びて雪溶けも進み頂上への最短ルートであるが、私は南側へとユウ十勝川沿いに引き続き1Km程除雪されている林道を400m位直進して、西側へと方向変換して小さな沢筋沿いに直線的に比較的密度の薄い原生林歩きに変わる。
  高度差のない黙々とした時間帯に頂上基部に至る広台地を上がり、高度を1200m付近に上げると頂上部直下にハイマツ帯を見せる大きな明るい斜面が突然広がり頂上部を実感する。
 中斜度の斜面が勾配を増し、意外と時間を要すると無風の陽気に汗を流すと十勝連峰がその姿を序々に見せ、頂上部直下のハイマツ帯口にスキーをデポして、手を松ヤニで黒くしつつ、抜け上がると狭い地積に標石のある待望の頂上である。
 大麓山・前富良野岳からトムラウシ山まで連なる大きな空間と眼下に鬱蒼とした原始ヶ原が広がり、この頂きに立てた喜びに浸ると、林道情報をい
ただいたSさん/帯広山岳会の5人GP(下山時に判明)が1300m高点付近に小さく見える。
 深い山と感慨深く下
山開始、勾配のある雪面にターンを繰り返し、Sさんに情報提供のお礼を残して陽気一杯の林道に出て、この山は意義があると自分に話しながら登山口へと林道を歩く。
登り:3時間30分
下り:1時間30分
備考:
この山は、除雪時期と林道周辺の斜面融雪時期が微妙であり、登山時期は短期間と思います。

@ 高度900m付近から頂上部
A 高度1200m付近から頂上部
B 頂上から大麓山・トウヤウスベ山
C 頂上から富良野岳・前富良野岳
HOME