積雪登山容易な山
   
2003.05.03/単独
            1327.9m 

三国の沢覆道日高側〜頂上(往復)


 1328m峰は、日高北部の国道274号線の日勝峠北側に位置し、特に積雪期の山容は端正であり、冬季時期には滑降に魅力ある斜面が広がり国道沿いから間近に眺められて、地元では「オクロク」の名称で呼ばれている情報もある。
 今年3月、1328m峰東南の熊見山登頂時に1328m峰へと続く尾根筋からの山容に魅力を感じ、HYMLでYoさんから「熊見山に登ったのでしたら是非1328m峰まで足を延ばせば良かったのに」とあ
り、当時は日暮れも早く天候も下降気味で又沙流岳下山後と時間的に無理と諦めたが、本日は下ホロカメットク山を下山して知床峠へ向かう際、当時を思い出して日勝峠へ向かい、三国の沢覆道の日高側からと道路脇広場で時計を見る。
 三国の沢覆道の端から山側へと入ると融雪が急激に進み、笹が部分的に顔を出すが斜面に取り付くと意外な程の積雪量である。
 緩やかに高度を上げて、雪面を拾いながら振り返
ると三国の沢覆道の青色が蛇の様に屈曲してその向こう越しに山スキーのメッカ的存在の1445m峰の長大な斜面と沙流岳が遠望され、この山は迷う心配がないと夕刻を感じながら熊見山とその向こうに十勝平野が広がる。
 頂上部手前ピーク部の湾曲形の雪渓に上がり、灌木の広尾根を緩やか
に行くと頂上部が不明な頂きであり、更に西側へと足を延ばすと北西方向に1389m峰が魅力的で、時間があれば向かいたい山容景観である。
 夕日に下山と頂上部から気持ちよく滑ったは良いが、熊見山尾根筋へとシュプールを
残して失敗しながら、あっけない下りの時間を楽しむと連休後半で交通量が多い道路を横断して気になっていた山を終える。

登り:55分 下り:20分(登り返し含む)

@ 三沢の覆道十勝側から山容
A 頂上手前ピーク
B 熊見山
C 頂上部西側から1389m峰
   
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