十勝連峰最北端の深山
          
2000.07.8〜9/GP
                   望岳台コース

望岳台〜ポンピ沢〜美瑛富士避難小屋〜石垣山〜ペベツ岳〜オプタテシケ山〜美瑛岳〜十勝岳


  オプタテシケ山は、南北に連なる十勝連峰の北端に位置する鋭鋒であり、通い慣れた白銀温泉から左手に十勝岳連峰を眺めてゲート手前から左折すると程なくトイレと売店のある登山口駐車場である。
 本日は美瑛富士避難小屋までと通い慣れた十勝岳への索漠とした砂礫と岩景観の緩やかな斜面に汗を流し、正面に十勝岳避難小屋を見ると分岐点で左手へと硫黄沢を渉り傾斜が増して雲ノ平を山腹を切るように高度を保ち、雪渓と花景観に美瑛岳が霧に姿を隠す裾野の急登にかかり、順調に高度を上げ、ハイマツ地帯で下山者に挨拶する頃は、高山の雰囲気を漂わせ美瑛岳への分岐点雪渓の眼下に雲の間隙から初夏の緑が富良野平野に広がりを見せる。
 緩やかな登山道沿いには、名の知らぬ花が水滴に光り情緒ある光景を見せ、美瑛岳の爆裂火口の大きさを実感してポンピ沢を渡渉すると美瑛岳山腹への一直線の急登を登り、ハイマツを抜けて美瑛富士と美瑛岳の鞍部平坦地の分岐点を直進すると細い登山道・雪渓・ 泥濘化した登山道に黙々と歩くと「美瑛岳避難小屋」がひっそりとしたたたずまいを見せる。
 頑丈な戸を開くと先客が数名、関西の賑やな中年男女の会話にラジオに明日以降の天候予報が小さく聞こえる!!
 翌早朝、山小屋特有の登山者の早立ち準備、冷えた山小屋の外は青い空とまぶしい太陽!!草地斜面から岩稜帯に高度を上げ石垣山直下の縦走路に入るとお花畑が広がり、ベベツ岳からはオプタテシケ山が高く幾つかのピークを越えると一端大きく高度を落とし急斜面を登り切ると狭いオプタテシケ頂上である。
 済んだ空気に360度の大パノラマが広がり、トムラウシ山等の大雪山、振り返る美瑛富士、美瑛岳が広がり特に黄金ヶ原への縦走路を憧れをもって眺め、朝の清々しさの空間に時間が止まる。
美瑛岳・十勝岳を経て下山して山行に終わりを告げる。
@ 石垣山からオプタテシケ山
A ベベツ岳からオプタテシケ山
B オプタテシケ山から大雪山遠望
C オプタテシケ山頂上

    
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