麓郷からの秀峰
   
2001.06.17/単独
                 
原始ヶ原コース「ニニウの森〜林間コース〜湿原〜富良野岳」


   富良野岳は、十勝岳連峰にあって緑多き端正な容姿を見せ高山植物が咲き花の名山としても秀峰であり、四季の変化を鮮やかに見せ、ルートは十勝岳温泉と原始ヶ原の二本あるが、今回は富良野が舞台のテレビドラマ「北の国」からの麓郷からの富良野岳を計画する。
 上富良野市街地から上富良野自衛隊駐屯地を過ぎ斜線道路を4Km程南下すると、ベベルイ標識に左折してY字路を右手に山へと向かい左手に自衛隊演習場を過ぎると終点のニニウの森広場でトイレ設備あるも奥深さを実感する。
 林間コースへと広い作業道右側の三ノ沢からの沢音が原生林にコダマし、緩やかな登りが続く登山道の山肌には高度を上げる程、ツツジが鮮やかに映えると、「天使の泉」次いでコースが、滝巡りとの分岐を過ぎると岩・松林に鬱蒼たる原始林の形容景観の時間帯が続くと、平坦地の明るい湿原が広がり、前富良野岳そして正面に富良野岳が遠く高い。
 緩やかな斜面には残雪、幾つかの湿原には、可憐は花が点在し青い空の下に心が和み、笹と根曲がりそして道筋の水に登山道が不明になる登山道に終わりを告げると急勾配の始まりで雪渓から再び深い笹道を越えると本格的な砂礫地斜面に変わり、富良野岳への登りを実感し、振り返ると前富良野岳と原生林その向こうに富良野盆地が緑多き北の台地を展開する。
 急斜面に高度を確実に上げ、空際に浮かぶハイマツ帯を登ると細い稜線に飛び出て緩やかな稜線向こうに待望の富良野岳があり、頂上には沢山の十勝岳温泉側からの登山者が間近見えて、高山植物群を眺めながらの最も快適に感じる時間帯に十勝岳と安政火口が迫力を見せると頂上である。
 富良野岳頂上からは、深い原始林の山麓と十勝岳温泉そして十勝連峰と大雪山の峰が広がり、憧れであった原始ヶ原ルートを眼下に追い、特に奥深き下ホロカメットク山を憧れをもって眺め下山する。
@ 湿原から富良野岳
A 前富良野岳
B 富良野岳から下ホロカメットク山
C 富良野岳頂上から十勝岳

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