道北の奥深き山
    
2001.9.8/単独
              
政和コース「政和登山口〜見返り坂〜丸山分岐〜一息坂〜胸突八丁〜三頭山」


    三頭山は、山頂部を三つのコブで構成し、1000Mを僅かに9Mを越える道北の奥深き山で天塩山地にて第2の高峰である。
 国道275号沿いの政和温泉南側の小さな木柱に「三頭山登山口」 、何度となくこの国道を通っていたのと林道に入り200M程先に大きな木柱標識が建ち登山口である。
 空模様が怪しい中、登山ポストで記入しながら登山経路案内図では現在地の標高は219Mと確認し、鬱蒼とした樹林帯の登山道は旧階段を越えると下草の緑多き広く気持ちの良い登山道が続く。
 可愛らしい頑丈な1合目の標識が有り、頂上までの標識が続き目安になり、三合目「水場」は結構水量が多く、時折、急斜面に足を滑らせる場面があるが、全般的には起伏が緩やかな整備された登山道は気持ちの良い歩きが楽しめる時間帯が続くと突然広場で雨煙別コース【林道】合流点の丸山分岐で一息つく。
 小ピークが続き細かな起伏の稜線の連続に幌加内方向の秋近き平野の色彩が時折広がると三頭山頂上への核心部の登りに入るが身の丈程の笹が登山道を覆い根曲がり竹等で歩きにくく、展望の全くない急登が続くと岩が部分的に露出し前方が明るくなる事が数度!!
 濃いガス等で頂上部が終始確認ができなく、先の見えない急登に終わりを告げると頂上まで200Mの導標から最後のピーク登りに三頭山頂上である。
 風に冷たさを感じる頂上は大きな木柱に「三頭山」、そして平坦な草原の広さ、背丈の低いシラカバにこの程度の高さの山であるも道北の自然を感じつつ頂きの空間を味わう。
 今回は、長靴を履いての登山でこれが下山にかかると何度も滑り、泥んこ状態で登山口の林道に出る。
結局、この山では誰一人会う事のない無人の奥深き山歩きであった。
HOME