渚滑側の沢と裏尾根
天塩岳は道北地方の山としては、利尻岳と並び知名度が高く、過去夏山にて前天塩岳経由での新道と残雪の旧道コースの経験があるが、今回はHYMLの道北オフミ登山(天塩岳)に参加させていただき、渚滑川「一の沢」から沢歩きにて渚滑尾根への下山とマイナーコースである。
道北支部結成後、初回のオフミ登山の地元人として会計担当となり、昼過ぎに天塩岳ヒュッテに到着すると道北支部の大御所であるs−ki氏がおられ、初対面の御挨拶をすると北の家族さん御一行が到着し、夜宴の準備をとヒュッテから離れた小屋で準備を始めて、沢の水運びとビール冷やしをすると夕刻にかけてHYML会員が順次到着して鹿鍋を囲む。
40名弱のHYML会員が揃うと恒例となっている自己紹介があり、先週にペテガリ岳と153Kmの自転車の一人旅MLで初めてのオフミ登山参加ではあるが、名前を覚えておられる人も散見される。
翌早朝、S氏「ヤオロマップ岳(日高)で初対面」に声をかけられ、写真を慌ただしくみせていただくと沢組6人(gan氏・miura氏・mino氏・fujimotoさん・satikoさん)の出発であり、分乗して愛別町〜上川町〜浮島トンネルを抜け程なく左折し、林道に砂防堤の上を渡り国道から2Km地点右側に駐車場と登山届箱がある。
曇空の下、林道から一ノ沢筋の草が多少覆う道に靴を濡らすことなく25分程歩くと夏道尾根取付き地点で、入渓すると沢筋の水流は通常であり、沢幅も狭いと緩やかに高度を上げると950m付近に二股があり、右手沢筋へと方向を変えると苔の緑が美しい小滝の連続で、水飛沫を頭から浴びて一気に越える…沢登りの醍醐味!!
程なく突然の凅沢で水補給後、天塩岳から派生する稜線と岩稜部の明るい景観を見上げ、草地急斜面に足を滑らせて草をつかみながら状態で、スパイク付きの地下足袋が威力を発揮するようだと私は登山靴で苦戦である。
右手へと笹・粗い藪漕ぎに稜線に出ると大きな展望と涼やかな風が吹きぬけて、頂上にはヒュッテからの登山道でのHYML会員の登頂者が沢山待っており、曇空であるが前天塩岳・丸山・大雪山・ニセイ等の展望が広がり、記念写真撮影後下山を依頼された、とし@帯広さんと踏み跡が明確な渚滑尾根道を90分程下ると沢との分岐に出る。
ガソリンが心配と先行するも上川町スタンドは全て閉店で愛別町手前2Kmでエンジンの回転が…2Lの水ポリ缶を持参し歩くもここまで来れてBEST!!
今回は、過去に歩いていないルートにより天塩岳ルートは全て経験できた山行であった。
追伸 参加者の中で、登山はできなくてもと最後の後片付け等をしていただいたふさ子@北見さんに感謝いたします。
@ 一ノ沢
A 渚滑川コース尾根
B 天塩岳頂上から前天塩岳
C 三浦@函館氏
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