道北三大標高の深山
函岳は、我が街近傍の北見山地北部に位置し、低山の多い道北にて1000mを越える平坦台地の頂上部を持つ貴重な山である。
国道40号線に美深市街地を北上すると程なく函岳へ35Knの看板はライダーに人気がある道北スーパ林道で加須美峠から夏場であれば函岳へと向かう道もあるが積雪の時期は国道から4Km程行くと林道に封鎖ゲートに大量の積雪で役場に除雪時期を訪ねると年度毎に積雪量が減少したならば決定との事である。
引き続きR40を北上して天塩川温泉手前の清水25線の次の道路を右折し東側に農道を行くと土採場広場がクトンベツ沢コース登山口である。
地図判読により正面の土手背後の487高地へと固い雪面を直登し、548高地手前高所からは934高地左手に広々としたスキーに適した斜面が広がりを見て東南へと方向変換し548高地から尾根を少し外して934高地へと続く広い疎林斜面にかかる。
ここまでは、尾根筋をとルートをしっかりと守ったが、この先は広い樹林斜面でコンパスで方向を定め要所には赤テープで標示しながら進むも一筋の足跡もなく孤独感の中に汗を流す。
左手には、滑降にGOODな斜面を見て平坦開豁地の大雪原に出ると函岳らしき台地が横に広がり、大雪原の右手大きな松から方向標定を繰り返し、広々とした空間を味わいながら疎林へと入る。
1055高地にかかると頂上が近く感じ広い台地上には交通標識が頭だけ見せ点在する中、ルートを振り返りながらここまではOKと安堵感が広がり、突然小屋が厳しい道北の自然環境を感じさせる景観に埋まり、眼前には霧の中にレーダ雨量施設が浮かびやったぞ!!ここが函岳頂上の台地。
霧と風に震えながらこんなに淋しい山もあるのだと実感しながら小屋陰で小休止!! 夏場なら車でここまで楽勝なのにと冷えた手でパンをくわえながら、この景観には一人も辛いと周囲を眺める。
下山とかすかな足跡を確認しつつ934高地まで下がると気温が上昇し、心に余裕を持って赤テープ標示を回収しながら再び忠実に尾根道をたどり、眼下に道北の小さな家並みを見ると487高地で里は春本番と振り返り、遠かった函岳への道筋と山容を眺める。
@ 土取り場登山口
A 934高地から函岳台地
B 小屋(使用不可)
C 頂上部
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