裾野に映える威容
   
2002.7.14/単独     
                    704M

敏音知コース「道の駅登山口〜白樺ノ泉〜軍艦岩〜敏音知岳」


 敏音知岳は、国道275号を音威子府村から中頓別方向に向かうと、正面に裾野より一気に聳えるその山容は魅力があり、我が家から近くて遠い山であったが、仕事明けの限られた時間での山にと曇天の天候下、登山口である道の駅「敏音知」に向かう。
 道の駅は、夏季シーズンもあり旅行者等の活気に混じり、登山口のコース案内板を見て小さな鳥居を抜けると自然散策路も兼ねた自然林に適合した階段を登り終えると5分程で土道に変わり、敏音知岳頂上まで4Kmの半分の距離までは緩やかな登りが杉並木に続く。
 沢筋のカッコー橋を渡ると杉並木道が直線的に延び、落ち着いた雰囲気は旧箱根街道を想い出させる。
 空模様が気になる頃、「千本シナ」で一箇所から10本もの株があり直径6m程で日本の巨木100に選定され、このように落ち着いた静かな空間に序々に高度を上げて「松の並木道」「白樺の泉」を過ぎると敏音知岳へ直接取り付く登り2Km地点に「石畳の坂」標識にトラバースが始まり「紅葉の滝」は鬱蒼とした植生に隠れた小さな沢に確認はできない。
 勾配の弱いつづら折りの歩きやすい登山道に蛇を見てビックリ、高度を上げると木々の間隙から山間部の平野・河川等が広がると俄雨だ!!展望のない斜面に高度を上げると20名程の集団に追いつき又ビックリ!!本日は、孤高の山頂と思っていたのであるが、道を開けてもらい挨拶を交わすと標高約550m地点に「軍艦岩」で丁寧に鉄製梯子まである。
 山腹登山道が標高約600mから尾根道に変化し、正面に頂上部を感じつつ右手に591峰を見てロープがある短い岩場を過ぎると敏音知岳頂上で奥に祠と手前に山頂部の2つのピークがあり間近な松音知岳は見えない。
 静かな小広い頂上部からは、日本海・オホーツク海そして利尻山への展望がとあるが本日は眼下の平野部と積雪期に計画したいペンケ・パンケが広がり、道北の奥深き山だと昼食終了時に団体(深川登山会主催)さんが到着すると同時に下山し、この山は適度な標高に特に花はないが自然を身近に感じながらの非常に落ち着いた杉並木登山道は静観さを見せて良き山である。
@ 杉並木登山道
A 軍艦岩
B 頂上直下
C 頂上から松音知岳

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