断崖上は好展望
      
2002.09.23/単独
       
中愛別コース「発電所登山口〜桂岩〜見張りの岩」


   石垣山は、石狩川を望む桂状岸壁上の台地にあるも、石垣山頂上への登山道は無く、西側の見張りの岩を頂上とする山であり、低山と登山対象に考えていなかったが、北見の仁頃山を下山しての帰路途中の国道39号線の石狩川に架かる中愛別橋手前の石垣山標識に左折し、正面に断崖を見て公園を過ぎる発電所施設が建ち、北海道電力中愛別発電所建物横からの砂利道に鎖があり登山口である。
 短い砂利道を上がり高圧線を見て右に折れると送水施設の金網に囲まれた橋を渡ると実施の登山口で、樹林帯に緩やかに登山道が続くと明るい空間に送電線次いで標識を見ながら、岩混じりの道に変化して踏み跡も明確で利用されている。
 少しづつ高度を上げて岸壁直下歩きに変わると左手に岸壁へと続く明瞭な道が分かれ、興味本位に高度感のある道に外れると急斜面に「松浦武史郎と間宮林蔵」の宿泊の洞窟があり、2畳程の平たい岩が洞窟にあり、確かに寝床としては最適な場所と感じつつ歴史の重さを感じる。
 さてここから先が失敗!!本来の登山道に戻れば良いものを砂礫斜面に上へと一層勾配が増した踏み跡に高度を上げると頭上を塞ぐような岩…又失敗が続く…高度感に緊張しつつ乗り越えると笹藪…更に失敗…計画になかったこの山の地図概念もないのに笹藪に突入して60M程で広場的林道に出て、頂上はと木杭【後刻GPSで確認すると頂上部】・鉄塔付近を探すも頂上標識は見あたらず、再び笹藪に突入し断崖に出るも方向がズレて降下口が不明なのである。
 ビルの屋上からハシゴを探すようなもので、降り口は一点と必死に探す時間が続き、GPSの経路軌跡も切れているが と、確認しつつ軌跡へと近づくとかすかな足跡を発見し覗くと記憶にある岩場を思い出す…これで降りられるのだ!!本来の登山道に戻りお地蔵さんに無事戻れた事に感謝して合掌する。
 岸壁にハーケンが点在しロッククライミングの場所でもあると緩やかな岸壁沿いの登山道沿いには石仏又桂岩にはベンチに適当な岩石もあり、稜線台地のT字路を右に折れて【左にも登山道があり石仏が並ぶも途中で道は消える】平坦な道に程なく見張り岩で広がりのある景観に大岩が3カ所あり、断崖からの石狩川越しに平地部の水田が秋の黄金色を見せる。
 登山口から順調だと1時間程で至れるが、この山の事前知識もないのに登山道を外れて秋の日暮れの早い時期に危なかったと下山する。
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