優しさの好展望の山
ピセナイ山は、静内町北東に位置し標高1000mを僅かに越え、比較的容易に頂上に立てる親しみのある山で日高山脈への好展望が得られる。
前日のイドンナップ岳の疲労感を残すが低山であり、通常山行に少し工夫と静内ダムから自転車で堰堤を渡り静内調整池の緑に輝く水面を眺めつつ、林道にペダルを漕ぐ。
静内キャンプ場先200m程にゲートと入山ポストがあり、封鎖ゲートを抜けて「ピセナイ林道/ピセナイ登山口」導標に右折すると砂防工事中で慌ただしい。
静内ダムから6.2Km地点がピセナイ沢入渓地点であり、手前林道は崩壊箇所がある。
入渓地点となる砂防堤の木々の重ねた箇所を渡ると明るく広いピセナイ沢で直ぐに左岸沿いの林道歩きになる。
程なく林道崩壊箇所を過ぎると左手には林道が引き続き登山口は左へと屈曲した林道を辿るようであるが、、正面には南方向へと沢筋が延びて地図でルートを確認するとから南東斜面の沢筋利用で登山道がある尾根に出られると時間的余裕もあり、少しの冒険と沢筋に入る。
少し鬱蒼とした沢筋歩きが標高410m地点で荒れた二股となり、左手(南東方向)沢に一気に高度を上げ、短い沢を終え、程なく廃道作業道を横断しての広い斜面は植生が薄く方向を確認しつつ標示テーフを吊り下げながら周辺の鹿道も利用する。
上部が明るくなると尾根に上がり、突然の登山道に飛び出ると二号目の展望標識があり、良く踏まれた道筋に感謝する。
6合目までは樹林に囲まれ展望のない多少の急勾配を混じえ、ピセナイ山から派生する南西尾根に上がった方向変換点が静内町と三石町との境界と標示された6号目標識がある。
なだらかな起伏から、2つ程のピークを越えると正面にピセナイ山と頂上筋に登山道が延びるのを見ると9号目標識が建つ。
最後の登りからの無人の広い頂きからは日高の山並みが遠望される。
下山路は、本来の登山口を確認したかったが、数箇所の標示テープ回収もあり、2合目展望台の手前付近から藪斜面と沢筋を辿り、再び自転車に跨り少し変化あったルートでの山行を終える。
@二股(410m)からの南西沢
A9合目から頂上部
B頂上から登山路
C北東方向の山並み
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