東大雪の隠れた孤高
三国山は、日本全国に山名はあるが北海道道東地区の東大雪山に位置するこの山は、ガイドブック等に未掲載であり、登山の対象としては知名度が低い山であるも、三国峠を通る度に車窓からこの一帯の山々を眺め機会があればと思慮していたところである。
クマネシリ岳下山後、時間の余裕が
あると糠平温泉から三国峠を過ぎ三国トンネルを抜けた層雲峡方面２５０ｍ程右手に駐車場があり、登山準備後に三国トンネルへと歩き戻り、トンネル左側（東側）の草わらが踏まれて５０ｍ程先に沢が流れて左手山側の沢への登山道に入ると小さな沢筋に結構踏み跡があり、沢筋は狭く水量も少なく標示テープもある。
１３３０高点で枯沢となり、笹を補助にして急登に汗を流すと、鞍部稜線手前から左手へ方向変換し、尾根直下の低笹道が緩やかに続くと岩塔部を右に見て高度を３０ｍ程上げて分水嶺の尾根に出ると三国山が指呼の距離に初めて望まれる。
笹道に一端高度を下げて次いで太いハイマツの根曲がりを越えて高度を上げながら尾根南側を切ると三国山頂上であり、笹とハイマツ・小樹木が点在するも展望は比較的良く、北見富士・クマネシリ連山の特徴ある峰・大きな大雪山連峰が雲の間に見え隠れする。
眼下南方向には、広大な樹海帯が雄大に広がり、北海道の大地を再認識する景観に国道が蛇のように屈折し、奥深さを実感しながら夏の終わりを感じる陽射しに静けさ
の時間が流れる。
全般
・ルートは、沢次いで尾根下歩きで踏み跡は終始明確で標示テープも要所に標示
駐車場 １１５２ 三国山頂上 １２５０
① 三国トンネルからの登山口
② 三国山
③ 尾根沿い大岩
④ 三国山頂上
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