岩石山 のどかなる岩山
  
2003.10.18/単独
           
1088m
士幌高原ヌプカの里〜車道〜登山口〜名無山【岩石山】〜登山道〜士幌高原ヌプカの里


  名無山は、然別湖畔に並ぶ天望山・白雲山の南側に位置する大雪山系南部の山域で、1000m級の岩山で、この山単独で登られる事は比較的少ないようである。
 本日、ピリベツ岳(西クマネシリ岳)を下山し、この山域を山麓から青空下に眺め、ふと岩石山は未踏と立ち寄る。
 登山口へと、国道274号線から士幌高原・ヌプカの里道路標識に士幌高原へと平野を眼下に眺めると施設が建つヌプカの里で、キャンプ場に銅像が並び道路は引き続き延びているが、ゲートにより封鎖状態で過去に道路建設が中止された経緯がある。
 ゲート横に白雲山登山口標識と入林者登山届記入箱があるが、建設中止となったヘアピン道路を歩く。
  山腹を切るように屈曲した道路を25分程歩きながら、20数年前の道路工事は、然別と士幌を結ぶ計画で着手されたが、自然公園の道路のあり方又ナキウサギが生息し自然保護の観点からも中止された経緯がある。
 やはり道路の必要性に疑問を抱くと、白雲山登山口の標識が再び道路終点に出現して、登山道がヌプカの里道路ゲート登山口まで続いている。
 良く踏まれた道を左手の東ヌプカウシヌプリの大きな山容を眺め山間に入り、樹林帯の勾配が強まった踏跡を注意深く辿ると突然視界が開け、頂上まで続く岩石斜面である。
 左手への樹林境界沿いに岩石が混じる登山道に「白雲山然別湖登山口」と「名無山」導標分岐であるが、岩石山の名称はなく違和感に感じ戸惑う。
 名無山へと大小の岩場を直線的に登り、振り返ってルート標定をしつつ、一気に高度を上げるとケルンがある索漠とした岩場の頂上景観である。
 下山路は、道路終点「士幌高原ヌプカの里へ1.1Km」に名無山と東ヌプカウシヌプリとの凹地筋に高度を下げると、眼下に雄大なる平野が広がり、右手に牧場地帯を見ると農道に変わり、程なく夕闇迫るヌプカの里登山口である。

ゲート(ヌプカの里)
登り 1時間15分 35分 下り
頂上

@ 名無山(岩石山)
A 道路終点(白雲山登山口)
B 分岐点から山頂部
C 頂上部
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