活火山は登山全面禁止
        
2002.4.30/単独
             
「泥流流出砂防ダム分岐〜林道〜火口原展望台〜外輪山展望台〜自然歩道」


 有珠山は、洞爺湖南側に位置し、東には昭和新山を見る活火山であり、過去記録に残る活動としては江戸時代611年から最近2000年まで約10回である。
 有珠山は、外輪を形成し1633年小有珠・1822年オガリ山・1853年大有珠・1977年〜1982年有珠新山を誕生形成させ総称して有珠山と言われ、関連する東側の昭和新山は1943年〜1945年の間に平坦地のフカバ集落が60cm/日隆起して今日の姿がある。
 有珠町の国道37号線にて「ラーメン:宇宙」脇に有珠山登山口指導標を左折して道央高速道路の高架橋下を抜けると泥流流出砂防ダムに分岐があり、右手の砂利道が登山道・左手が自然歩道の分岐点であり、砂利道途中のゲートには注意看板があり、「4月下旬〜10月末までの間、0900〜1600に限り徒歩入山が認められ監視人の指示等……」早朝は無理かと有珠町交番派出所に電話して確認すると問題なしとの返答で分岐点にて車中泊とする。
 翌早朝、工事の施設機材機械音に眼を覚まし軽装で右手「砂利道」の緩やかな勾配に番号標識数字を数えながら静けさの中、ゲート看板には「外輪山展望台:3.7Kmと火口原展望台:3Km」とあり序々に勾配が増して、右手噴煙方向へと道を変換すると火口原展望台で雄大な索漠とした景観が広がり、広場柵越しからは活火山様相の4山が全面に広がる。
 広場端には、GPSリモート観測施設が建ち有珠山の火山活動の活発化に伴う地殻変動の観測データを衛星電話回線にて茨城県筑波市の国土地理院監視局に送信されるとあり、建物からは頂上へとのびやかな尾根道が続くが、登山は全面禁止と諦めて、柵沿いに外輪山展望台へと多少高度を上げて有珠新山側へと冷たい風に向かうと噴煙が点在する活火山群に往時の様相を思い浮かべる。
 この山の経緯等が書かれたレリーフを読みながら、過去の火口原一帯は緑豊かな大地で牧場として利用され、現在は噴煙に灰と軽石の荒野一色の景観であり、自然の偉大さを実感し、外輪周囲の地殻変動観測施設にこの有珠山への国と道をあげての観測態勢を認識しながら無人の静けさに帰路は自然歩道へと入ると緑の息吹が溢れる良く踏まれた登山道は意外と奥深く探索経路としては変化もありGOODである。
 この有珠山は、ある登山の著書にて北海道100名山に選ばれているが登頂禁止であり残念と心を残し雨模様の中に帰路につく。

@ 火口原展望台から大有珠
A 有珠新山・小有珠
B 同上
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