頂部岩壁の深山
     
2002.5.6/単独
                  983M

百松沢林道コース 「林道登山口〜短絡路〜林道取付口〜厳望台〜神威岳」


 神威岳は、頂上部に特色ある岩塔を見せ、国道230号線から比較的近距離に感じるがその山懐は意外と奥深く、静けさが漂い登山道は前半は林道歩きを強いられるが登山道は良く踏みなされ安心して楽しめる山であるも山懐が深い。
 早朝に定山渓天狗岳を下山し、国道沿いの豊平川にかかる百松橋を渡り、登山ポストに記入後、程なく農家反対側のゲート手前の駐車場広場が登山口である。
 春爛漫の陽気を体一杯に浴びて右手に豊平川の流れに沿う林道歩きに砥山ダム湖の水面と一本の桜のコントラストが情緒ある光景を見せて、ゲートから15分弱で林道短縮登山道の立派な指導標にカラマツ林に入り、緩やかな登山道歩きから指導標に左手に折れるように再びの林道歩きに起伏を繰り返し、沢へと林道が続くが木標導標から左手へと山腹に取り付くと本格的な登山道に入る。
 ここまで車両を乗り入れる登山者もいるのかと、登山道の起伏は緩く尾根下のトドマツ林に快調にピッチを上げるも高度は上がらない時間帯が続き、谷地を渡ると雪渓が点在するのを眺め沢筋を離れて、本格的な登りが始まると雪道も混じる。
 高度を一気に上げると一端尾根直下の平坦な台地に出て再び尾根沿いに高度を上げると尾根合流部であり、緩やかな笹道の巖望台から間近に「神威岳」の雄姿が大きく、緩やかな良く整備された登山道に岩峰基部だ!!頂上を裏側へと回り込むように高度を上げると雪渓地帯に鳥帽子岳への分岐を過ぎロープのある短い岩場を越えると待望の小広い神威岳頂上である。
 登山ポスト記入時及び林道途中登山口からの先行者が4組程であったがと人の気配はない頂上部からは、札幌市街地そして早朝に登頂した定山渓天狗岳の鋭峰が魅力ある山容を見せる。
 本日で春のGWも終わり明日から仕事へと気持ちを準備しながら遠路の帰路につく……今年の春山は例年にない雪不足であったが天候に連日恵まれ桜の季節は早くも終了である。 

用時間:3時間30分

@ 砥山ダム
A 林道から神威岳
B 巖望台から神威岳
C 頂上から定山渓天狗岳
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