森林・沼・沢の展望
空沼岳は、札幌岳方向からは傾いた頂上部のごつい山容がそびえ登山意欲を高揚させる山であり、沢・沼・森等の妙味ある景観又万計山荘は1965年に建設されたが老朽化が進み2001年度に「山荘友の会」が募金等を集め修復を終えて山懐の万計沼の畔に建ち、登山者に貴重な宿を提供してくている…大事に使用したいものである。
札幌から国道453号で支笏湖へと向かい常磐地区のトイレ完備の駐車場を左に見ると程なく真駒内スキー場標識に右折し、ゴルフ場を過ぎて砕石場に空沼の2個程の大きな看板に従い登山道入口の橋を渡ると凹凸の著しい悪路の林道途中が登山口で車中泊。
翌早朝、万計沢の渓流の鉄橋を渡ると緩やかな傾斜の笹道登山道で右手に沢音が聞こえ雪解けが進み元気良く濁流が流れるのを聞きながら雪を序々に周囲に見ると本格的な春山に変化する。
この山の人気の高さが雪面足跡等からも実感でき、夏場なら変化に富んだコースと思いながら丸太のハシゴ橋で対岸に渡渉し、高度を順調に上げると正面に滝が雪をかぶり沢へと流れる山腹斜面を切ると沢の流れの向こうに万計沼が突然に強烈なコントラスト…思わず声が出る。
静かな空間で時間が早いのか無人である……沼の水面・雪景色・山小屋等の清々しい景観で時間を忘れて一時を過ごすと人声が遠くに響き渡る。
小屋からの道はと地図を眺めて、凹地を行くと再び音のない世界……この連休は本当に天気がよい!!緩やかに方向と高度を変えると突然開豁地に「真簾沼」ここは氷が張っているがもうすぐ水面となるだろうと沼沿いに南方向へと回り込み1180高地の南側谷沿いの急斜面を一気に上がると大望の空沼岳の山容が間近に高く望まれる。
緩やかな台地に起伏を繰り返し、頂上部から派生する尾根取り付き点から斜めに高度を上げ、南側から回り込むと岩場頂上部に頂上標識が岩に埋めてある。
快晴下、支笏湖の右に恵庭岳と樽前山等の展望が素晴らしく、ここまでのルートは夏期ならば花等もあり、札幌近郊もあり人気の程がうかがわれる。
下山の際、「北海道山のメーリングリストの会」のGPに出会い、声をかけ挨拶をする…帰宅してメールを自己紹介を兼ねて挨拶をすると三件の書き込みがあり、私を覚えていてくれたのは嬉しいものだ!!
@ 万計沼と万計山荘
A 真簾沼
B 頂上から恵庭岳
C 頂上から札幌岳
D 頂上部
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