積丹半島の高峰
      
2001.6.16/ 単独
            
婦美コース「休憩小屋登山口〜ピリカ台〜積丹岳」


 積丹岳は、積丹半島にあって1000mを超える山は数々あるが、余別岳に次ぐ高さの山であり、登山道があるのは唯一この山だけである。
 小樽を過ぎて、暗夜の積丹半島へと寒村に入り、人家の少ない道路沿いの積丹岳休憩小屋看板からの林道入口で深夜に車中泊。
 翌早朝、明け方の暗い時期から、林道へとテールランプの灯りが幾台も入って行く音に目覚めて、2Km程の砂利道終点には、薄明かりに沢山の車両が山小屋広場にあり、この山にこれ程の賑わいと思うが、スタイルが妙であり、年寄りが圧倒的に多く訪ねると、この時期はタケノコ取りの季節と登山者は極小の様である。
 寝不足と夜明けまでの時間を考え、小屋に備え付けの寝具で仮眠し、目覚めると太陽が高く陽差しが強い0900時である。
 静かな小屋前の広場駐車場から、登山道に入ると緩やかな登山道が続き、汗が噴き出る頃、笹藪に異様な気配と物音!!タケノコ取りである。
 視界のない変化の少ない登山道が続き、前方が明るくなるとピリカ台で積丹岳から派生する尾根を見て、再び高い樹木に囲まれた急登が続き、主稜線に傾斜が弱まると突然積丹岳頂上である。
 頂上からは、羊蹄山・ニセコ連峰・余別岳・積丹半島の突端部「神威岬」・日本海が一望され、残雪が山に張り付く景観に山麓の初夏との違いに高山を実感するが、異常に虫が多いのには驚くばかりである。
 下山は、緩やかな斜面に快調に足が動き、車も減った暑い太陽がまぶしい下山口で遠い地の山を振り返る。
@ ピリカ台から積丹岳尾根
A 積丹岳から余別岳
B 積丹岳頂上

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