ニセコ連峰の代名詞
ニセコアンヌプリは、鋭角的な山容で東斜面:ニセコ国際ひらふスキー場・南斜面:ニセコ東山スキー場・南西斜面:ニセコアンヌプリスキー場そして北斜面は山岳スキーを楽しめる
。
北海道最大スキーエリアとして高名で私自身も仕事柄2度程滞在し、山麓の旧施設の黄色く濁った風呂で50日程過ごしたのが懐かしい。
スキーの歴史としては、昭和3年に秩父宮殿下が登山スキーを楽しみ1962年の全日本スキー選手権開催に伴い急速に開発が進みその後大手企業が進出して現在に至る。
山麓の市町村には温泉が豊富であり、総合リゾート開発が進展している現状で高所まで道路網が網羅し、標高は高いが比較的軽易に登られる山で幅広く親しまれている端正な山である。
本日、空沼岳を下山して山麓は桜の季節であるが、夕刻の高所は銀世界で、堂々としたアンヌプリの山容を眺めスキーを担いで山の家から野営場へと向かい、直線的な登りにかかると雪は多いが山頂への稜線上と南峰には雪がなく、ケルンにスキーをデポして雪田を繋ぎながら高度を上げ夏期登山道にスキー靴を滑らせながら、トラバースを続け高度を上げると山の家から頂上部と見えたのはニセピークで台地奥の尾根越しに建物があるニセコアンヌプリ頂上である。
スキー場側は陽が落ちてシーズンオフの寒々とした無人のゲレンデが広がりここを滑ると最高だと思いつつ大きな羊蹄山の山容と反対側に連なるニセコ連峰の山並みを眺め「東洋のサンモリッツ:スイス」かと下山する。
山の家/五色温泉の風呂は気持ち良いだろうとケルンから一気に山の家駐車場まで滑り降りて本日の山行を終える。
五色温泉の風呂【500円】は、新・旧の二つがあり下山したばかりの山容を眺めながら湯に浸ると温もりが疲れた体に染み渡る。
外気温が急激に下がるのを感じつつ、ニセコパノラマライン【国道456号】にて岩内町へと向かう。
@ 山の家からニセコアンヌプリ
A ニセコアンヌプリと南峰
B 頂上部と羊蹄山
C ニセコひらふスキー場と羊蹄山
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