均整ある山容
室蘭岳は、コンパクトながら妙味のある山で、室蘭市からなだらかな斜面を見せる山麓には、だんパラスキー場・室蘭岳山麓総合公園の施設が充実している山である。
西尾根から南尾根（現地標識は夏尾根）経路へと室蘭岳山麓総合公園駐車場奥の登山口から歩道に入り、なだらかなスキー場斜面リフト沿いに程なく白鳥ヒュッテが明るい広場に建ち、登山者名簿に記入し
、西尾根コースへと沢を渡り笹道に高度を一定に上げ
ると８５５高地中間斜面の道脇に献花があり、先日の新聞で６５歳位の男性が登山中に突然死との報道が思い出され御冥福を祈り合掌する。
たおやかな笹斜面に南尾根最高点の焦点が把握できない時間帯に南尾根稜線の室蘭岳が凹地越しに近くなるとマイクロウェーブアンテナ斜面の笹道登山道が端正に延びる。
室蘭岳への背の高い笹道左手に初冬の羊蹄山が浮かび緩やかな登山道は霜に表面が白く静かな時間帯が流れて、室蘭岳への斜度が増して、分岐を二つ見ると正面には鉄塔の鐘と大きな頂上標識のある小広い室蘭岳頂である。
展望は羊蹄山・端正なカムイヌプリ振り返ると室蘭市と噴火湾の向こうに有珠山等が広がり誰もいない頂上に風が強い。
下山は、南尾根（夏尾根）へと明るい斜面次いでダケカンバの林相が見事で岩混じりの登山道に一定に高度を下げるとガンバリ岩直下にタイヤが並べられクッションにもなる着意に初めての体験をする
。
実質の登山道終点となるスキー場リフト終点次いで白鳥ヒュッテで記帳しているとこの山で初めての人「管理人」が姿を見せる。
初冬の暖かい陽差しに山の良さを味わいながら登山口に戻る。
① だんバラスキー場と山容全景
② 白鳥ヒュッテ
③ 西尾根から室蘭岳（鷲別岳）
④ 頂上から羊蹄山
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