低山ながら優れた展望
         
2003.08.30/単独
             
629・735m・708m

「塩谷登山口〜塩谷丸山〜遠藤山〜於古発山〜毛無山手前(往復)」


 塩谷丸山は、小樽市の東方に位置する600m級の日本海と海岸線を眺める山であり、短時間に頂から展望を味わえて家族連れ等で賑わい親しまれている山である。
 塩谷駅の線路を渡り、標識に従い右手へとガスタンクを目印に進み、山側へと左折して緩やかに簡易舗装を行くと正面に登山口案内板があり、農家前の道路沿いに駐車する。
 登山口案内板を右折、作業道を10分弱歩くと登山届ポストがあり実質の登山口であり、頭上に高圧線が走る。
 笹の朝露に濡れるが、程なく良く踏まれた広い台地尾根の登山道に変わり、少しずつ勾配も強まり展望のない時間帯が続く。
 標高450m付近から一気に展望が開ける草原台地が広がり、標高500mに反射板アンテナが建ち又草地台地越しに岩稜をも一部見せるこんもりとした塩谷丸山頂上部を実感する。
 早朝の冷気の中、ススキノに秋の気配を感じつつ、振り返ると日本海・積丹半島等が広がる。
 登山道に石が点在して頂上部北側に上がると標石があり、平坦な頂上部の更に南側には、岩場に海沿いの山らしく錨等と社がある塩谷丸山頂上で直下に大岩が点在して休憩場所には最適である。
  低山の頂からの展望は抜群で、風光明媚な海岸線と積丹半島そして内陸の山並みが広がる。
 遅い朝食後、遠藤山へと南斜面の岩場を見て凹地へと下ると最上コースとの分岐であり、引き続き良く踏まれた緩やかな勾配の樹林帯登山道に高度を上げて、1.9Km過ぎで斜面がきつくなると突然、「小樽野外サークル」の標示テープが吊り下がる林道に出る。
 林道を横断し、遠藤山直下のパラボラアンテナを見上げて、短い急登を登ると樹林に囲まれ標石のある遠藤山頂上で更に南の「穴滝」へと登山道が続く。
 於古発山へと林道と平行する登山道に高度を下げて、遊歩道の標識に明るい草地から登り返すと尾根一部の感が強い於古発山頂上であり、頂上感が薄い。
 この先はと、北東へと緩やかな台地尾根へと高度を下げると「於古発山へは更に北東900m」の標識があり、621高地分岐出てしまい、天狗山からの登山者の2.5万の地図で現地を相互確認し、於古発山へと向かう同行者と引き返し標識をもう一度確認するがGPS又高度的にも標識が違うと確認する。
 遠藤山への林道に出て、更に毛無山へと伐採作業の荒れた作業道に広い尾根歩きも深い凹地で途切れ、引き返しつつ雪山の時期に毛無山と考える。
 この山は、馴染みやすく登山道も四方に発達して、下山中に幾組かの登山者とすれ違いつつ展望をのんびりと味わい都会的な山だと下山する。
@ 草地台地から塩谷丸山頂上部
A 塩谷丸山頂上
B 塩谷丸山南側から於古発山
C 塩谷丸山南側から遠藤山

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