展望の秀峰
昆布岳は、尻別川を挟んでニセコ連峰と対峙する山で、ニセコ町の南に西昆布岳とともに聳える1000m級の山である。
山名は、アイヌ語でトコンポ=ヌプリ(小さなこぶの山)とあり、特徴のない山容に感じますが、「コブ」のように眺められるそうで、山に昆布とは妙味があります。
登山口は、道道914号線「新富・神里線」中間付近の道路沿いに大きな看板で、昆布岳とあり又道路を挟んで山側の農家と広い駐車場があり、農家の右側建物裏から登山標識に従い作業道に入り、Y字路を直進的に広い道が続き、高度のある涼しげな松林を抜けると一合目で頂上まで○合目標識が続く。
広い作業道が、メガネ岩の五合目まで続き、ひたすら勾配の緩やかな道に高度を上げつつ、3合目を過ぎると林道を横断し、造林作業に山肌が荒れるのを感じると、休憩に誠に都合の良い快適な草地広場と城壁を思わせる岩壁上に不思議な景観のメガネ岩がある。
五合目から9合目までは、登り返しを繰り返しつつ、頂上部を木々の間隙から望み、9号目手前から山頂部と西昆布岳を確認して、9合目標識を通過すると山頂部を実感する急登に変わり、稜線の岩場を越えて石混じりの急斜面に汗を流すと、一等三角点がある小広い頂上部である。
展望は、誠に素晴らしく洞爺湖・噴火湾・駒ヶ岳・羊蹄山・ニセコ連峰と雄大に眺められ、展望の山である。
下山中、右手の西昆布岳の山容もどっしりと聳えて、沢筋を眺め又積雪期ルートはと模索し、高度を下げると正面に風不死岳を眺めつつ、念願の頂きに立つ事ができたと暑い陽射しに汗が流れる。
@
登山口
A 五合目のメガネ岩
B 9合目付近から山頂部
C 山頂から東尾根
HOME