北大雪の秀峰
  
2003.09.07/GP
           
1687m

パンケ支線林道〜白雲線林道〜林道終点(砂防提)〜パンケシユウベツ川右股〜頂上


 支湧別岳は、北大雪の武利岳北側に位置して、上支湧別の山麓からはニセイチャロマップ岳等の連峰と併せて急峻な高度感ある山容を雄々しく見せる。
 今年の5月末の残雪期、この支湧別岳を尾根筋から踏んでいるが、北見地区の皆さんとHYMLの諸先輩とで、昨日のニセイチャロマップ岳に続くGP登山の沢筋ルートに参加する。
 登山口へと上支湧別のパンケシユウベツ川沿いのパンケ支線林道に入り、四差路付近に前回は封鎖ロープがあり、3Km程自転車を漕いだが、今回は封鎖ロープがなく岩石採掘場を過ぎて、橋を渡り白雲線林道沿いの林道終点に駐車すると三股の右股に砂防提が見える。
 前日のメンバー(1名欠)と本日参加のTAMAさんと合わせたGPが、HP「山の旅人」管理人であるYo氏(熊ブーさん)がリーダーとなり、林道終点から三股沢の右股に入り、当初砂防提の右岸に広めの谷筋を進むと程なく明瞭な明るい沢となる。
 沢筋は、適度な水流に等高線が狭く順調に高度を上げて、二股(標高1035)を右にとると、8m程の滝を直登(大半の人は左岸を巻く)すると比高20m程の大滝が出現する。
 この滝は、右岸は岩壁に阻まれるが、左岸を大きく高巻する方法も考えられるが、滝沿い直登とリーダーのYo氏とHP「地図がガイドチーム」のSa氏がロープセッティングと高度感ある岩場を登るのを見ていると「地図がガイドチーム」のHi女史が、私にセッテング勉強ですよ!!と
言われて…2人を追うように続いて登るも最後の岩場に緊張しながら体を持ち上げるとテラス状の沢に上がる。
 2人の確保支点・自己確保要領等を拝見しながら、全員が無事通過して、小さな二股(標高1190m)を右に
見ると枯沢(標高1250m)となり、再び水流(標高1330m)が現れるも60m程高度を上げるとついに枯沢となる。
 鹿道も見える灌木帯に入ると、紅葉が鮮やかで心が和むも勾配が増すも、薄い灌木帯次いで多少濃密なハイマツ帯を抜けると頂上
部の岩稜が膝下程のハイマツ帯斜面の上方に見え、頂上まで50m程の快適時間に三角点がある狭い支湧別岳頂上である。
 頂からの展望は、昨日のニセイチャロマップ岳同様得られないが、武利岳への稜線・ニセイチャロマップ岳への魅力ある細い稜線に初秋の紅葉景観が映え、皆で頂上空間を楽しむ。
 下山路では、コクワの実を懐かしく味わい、白滝温泉(400円)で湯上がりに変身した女性に御礼を言い楽しかった北大雪2山の旅を終える。

林道終点(右股入渓)
4時間10分
頂上

追伸
 Yo氏(熊ブーさん)のリーダとしての熟達したルート選定は見事で2日間御苦労さまでした。
 そして北見地区の皆様、2日間たいへん楽しくお世話になりました。
 遠路函館から参加のSa氏:HP「一人歩きの北海道百名山」展望がなく残念で!!
 HP「地図がガイドの山歩き」のSa氏・Hiさん勉強させていだきました。
  Fuさん「山とヨガに魅せられて」御馳走さまでした。

参加者
 リーダー HP「山の旅人」管理人さんであるYo氏
 北見地区 Fuさん・Iさん・Maさん・Fu氏・Ta氏・Ko氏
 道内から Saka氏・Sa氏・Hiさん・O氏

@ 小滝
A 紅葉
B 頂上直下
C 頂上部
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